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プル入門! “パキッ”と鳴らすコツは?【ゼロからスラップ】第6回
- Text : Hiromu Fukuda(Suspended 4th)
- Photo : Hiroki Obara
ベース・マガジンWEBの連載『ゼロからはじめるスラップラボ』、略して“ゼロスラ”では、“スラップに挑戦したい!”という初心者に向けて、Suspended 4thのフクダヒロムが、プロならではの視点と自身の経験を交えながらスラップの基礎をレクチャー!
今回も右手のテクニック、“サムピング”について学んでいきましょう。
〜これまでの復習〜
【序章:スラップをはじめる前に】
第1回:はじめてのベース、どう選ぶ?
第2回:チューニングをして、アンプで音を出してみよう!
第3回:スラップで大事なこと。音の出方を知ろう
【第1章:右手で音を出してみよう】
第4回:サムピングの基本フォームを解説!
第5回:親指下向きフォームとは?
第6回:指で弦をはじく“プル”を覚えよう
第6回:指で弦をはじく“プル”を覚えよう
サムピングの次は、人差し指で弦を引っかけてはじく“プル”。スラップらしい“パキッ”とした高音側のアタックは、この技から生まれます。ここでも気を付ける事は同じ、力任せに引っ張らないことです。
“引っ張る強さ”ではなく、“離すスピード”が大事
プルは、人差指(慣れてきたら中指も)の先端から腹あたりを弦に軽く引っかけて、持ち上げた弦を離す奏法です。
離れた弦は指板に当たり、その瞬間に“パキッ”というアタックの効いた音が鳴ります。あの音の正体は、弦がフレットにぶつかる打撃音。だから音を決めるのは、引っ張る強さではなく離すスピードなんです。

使うのはおもに1弦・2弦、高い音側の弦。手を置くのは、指板の終わりからフロント・ピックアップの間あたりが基本です。サムピングと違って、プルは弾く位置で質感を作り分けることはあまりないので、まずはこのあたり、と覚えてしまって大丈夫です。
指先の角にほんの少しだけ引っかけて、手首の回転でふっと離す
コツは、引っかける深さ。初めての人はだいたい、指を深く潜らせて思い切り引っ張ってしまいます。強く引くほど大きな音が出そうですが、実際は逆。弦が暴れて音程の輪郭が崩れるうえ、指が引っかかって次の動作にも移れません。
正解は、指先の角にほんの少しだけ引っかけて、手首の回転でふっと離すこと。サムピングでやった、ドアノブを回すような回転の続きで、指が勝手に弦から離れていくイメージ。親指が下りるのと人差指が上がるのは、同じひとつの回転の裏と表。サムピングと同じで、力を抜くほど音はハズむんです。
大きい音より、輪郭の立った“パキッ”が出ているか
最初のうちは、結構指が痛くなります。でもこれは当たり前で、まだ指の皮が育っていないだけ。続けていけば皮は少しずつ厚くなって、痛みは自然と引いていきます。
弾き終わったあと、お風呂で指先がじんじんしたら、今日はよく頑張ったな、と自分をほめてやりましょう。プルはスラップの華やかさを担う音ですが、主役は音量ではなくキレ。大きい音より、輪郭の立った“パキッ”が出ているかどうか。
そして1音鳴らしたら、立ち上がりから消え際まで聴くこと。1弦開放が安定してきたら、フレットを押さえて弾いてみましょう。弦をまたいでも音量がばらつかないかが、次の課題です。
サムの低い“ボーン”と、プルの高い“パキッ”。キャラのまるで違うこのコントラストが、この先スラップを組み立てる素材になります。
◎弾いてみよう!

◎実演動画 & 解説もチェック!
