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第2回:チューニングをして、音を出してみよう!【ゼロからはじめるスラップラボ】(講師:フクダヒロム)
- 文:フクダヒロム(Suspended 4th)
- 写真:小原啓樹
ベーマガWEBの連載『ゼロからはじめるスラップラボ』では、“ベースをはじめてみたい” “スラップをやってみたい!”という初心者の皆さんに向けて、Suspended 4thのフクダヒロムがプロ・ベーシストの視点から“初心者のうちにこれを知っておきたかった!”という視点を交えながらスラップを初歩からレクチャーしていきます。今回は、チューニングから弦交換、ベース・アンプでの音作りのコツまでを解説!
第2回:チューニングをして、
音を出してみよう!
ベースが手元に来たら、弾く前に必ずやってほしいことがあります。チューニングです。地味に聞こえるかもしれませんが、僕はここがこの連載の「最初の練習」だと思っています。チューニングは単なる準備作業じゃなくて、耳を起動する時間なんです。
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チューニングは「合わせる」より「聴く」練習
4弦ベースは太い弦から順に、E(ミ)・A(ラ)・D(レ)・G(ソ)。5弦ベースなら、その下にさらに低いB弦が増えて、B(シ)・E(ミ)・A(ラ)・D(レ)・G(ソ)になります。

チューナーをつないで弦を鳴らし、表示が真ん中に来るようにペグを回す。コツは、低い状態から少しずつ上げて合わせることと、全部の弦を合わせ終わったらもう一周確認すること。

やること自体はシンプルです。ただ、ここで身につけてほしいのは、合わせる作業そのものより、音程のズレに気づく耳。チューナーを見ながら、今鳴っている音が上ずっているのか、ぶら下がっているのか、耳でも追ってみてください。チューニングの合っていない楽器でいくら練習しても、耳は育たないんです。
逆に、毎回弾く前にチューニングする習慣をつければ、それだけで耳のウォーミングアップになります。耳が育ってくると、チューナーがなくてもある程度チューニングを合わせられるようになります。
弦は消耗品。オクターヴ・チューニングは「まず知っておく」だけでいい
弦は消耗品です。古くなると音がこもって、輪郭がぼやけてきます。一般的には音色が変わったなと感じたら張り替えのサイン、と覚えておいてください。ただ、古い弦の音色が好きな方もいるので最終的にはお好みで。
張り替えの手順は文章だと伝わりにくいので、動画で実際の手元を見てもらうのが早いと思います。

それからもうひとつ、オクターヴ・チューニングという調整があることも知っておいてほしい。これがズレていると、開放弦は合っているのにフレットを押さえると音程がズレる、という状態になります。最初から完璧に理解しなくて大丈夫。まずはベースを買った楽器屋さんにお願いして調整をしてもらいましょう。

ベース・アンプは「フラット気味」から
初めてアンプから音を出すときは、音量を上げすぎない。低音も盛りすぎない。低音を盛ると気持ちいいんですが、肝心の音の輪郭が消えてしまいます。
ツマミは全部真ん中あたり、フラット気味から始めましょう。派手な音はあとからいくらでも作れます。

最初に聴いてほしいのは、そのベースの素の音。一音だけ鳴らして、音の立ち上がりから、伸び、消え際まで、黙ってじっと聴いてみてください。
「音が出た」で終わらせずに「どんな音が出ているか」を聴く癖。これがあるかないかで、上達のスピードが全然変わってきます。いい音の基準は、音量や派手さじゃなく、輪郭と鳴り方と安定感。この連載でこの先何度も出てくる考え方です。
次回は実際にスラップをはじめる前の“序章”のラスト。指弾き、ピック、スラップ──弾き方で音がどう変わるのか、フォームの話をします。
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