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<注目の新譜> シャノン・レイ「Past The Veil」【鳥居真道 “新譜とリズム”】
- Text : Masamichi Torii (TRIPLE FIRE)
- Illustration : Tako Yamamoto
連載「新譜とリズムのはなし」では、トリプルファイヤーの鳥居真道が、世界中のニューリリースのなかからリズムや低音が際立つ楽曲を毎週セレクト。その魅力を独自の視点で読み解きます。
▼今週紹介するのはこちらの楽曲▼
88曲目: シャノン・レイ「Past The Veil」
シャノン・レイ(Shannon Lay)は、ロサンゼルスを拠点とするシンガーソングライター/ギタリストです。パンク・バンドのフィールズの元ギタリストで、タイ・セガールのバック・バンド、フリーダム・バンドへの参加歴もあります。「Past The Veil」は5作目となるアルバムのタイトル・トラックとなっています。小気味よいアシッド・フォークとでも呼ぶべき仕上がりです。レイの気怠いウィスパー・ボイスもたまりません。
「Past The Veil」の妖しいムードの一端はベースが担っていると言って過言ではないでしょう。サイケというか、フューチャリスティックというか、少し浮世離れしたような雰囲気のベースです。バックビートに音価の短い音が置かれており、タイミングも完璧なので、聴いていて気持ちが良い。演奏しているのは、Caleb Buchananというミュージシャンです。パール&オイスターズやジェリー・ペイパーの作品にも参加しています。ストーンズ・スロウ周辺のミュージシャンのようですね。
◎Profile
鳥居真道(とりい・まさみち)●1987年生まれ。 “高田馬場のジョイ・ディヴィジョン”、“だらしない54-71”などの異名を持つ4人組ロック・バンド、トリプルファイヤーのギタリスト。現在までに5枚のオリジナル・アルバムを発表しており、鳥居は多くの楽曲の作曲も手掛ける。バンドでの活動に加え、他アーティストのレコーディングやライヴへの参加および楽曲提供、音楽関係の文筆業、選曲家としての活動も行なっている。最新作は、2024年夏に7年ぶりにリリースしたアルバム『EXTRA』。また2021年から2024年にかけて、本誌連載『全米ヒットの低音事情』を担当。2024年12月からはベース・マガジンWEBで連載『鳥居真道の“新譜とリズムのはなし”』を執筆している。
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