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サンバとファンクを行き交う、ぶっとい低音|Liana Flores「So mysterious」【鳥居真道の“新譜とリズム”のはなし 93曲目】
- Text : Masamichi Torii (TRIPLE FIRE)
- Illustration : Tako Yamamoto
連載「新譜とリズムのはなし」では、トリプルファイヤーの鳥居真道が、世界中のニューリリースのなかからリズムや低音が際立つ楽曲を毎週セレクト。その魅力を独自の視点で読み解きます。
▼今回紹介するのはこちらの楽曲▼
93曲目: Liana Flores「So mysterious」
イングランド・ノーフォーク出身のシンガー・ソングライター、Liana FloresのEP『And so it goes…』からの一曲です。こちらのEPは9月4日に名門Verveからリリースされました。Floresは、ブラジル人の母とイギリス人の父を持ち、母から教わったBebel GilbertoやLeila Pinheiro、Tom Jobimを聴いて育ったそうです。ボサノヴァやMPBの影響が窺える作風です。2024年のデビュー作『Flower of the soul』も話題になりました。
「So mysterious」も、歌詞は英語ですが、まさしくMPB的なサウンドの曲となっています。曲中でグルーヴが変わるのが特徴的です。2拍子のサンバ的なセクションとファンキーなセクションのふたつに分かれています。ごつくてぶっといベースを弾いているのは、Graeham Guerinというベーシストです。ファンクとは異なるおおらかな躍動感が感じられます。
◎Profile
鳥居真道(とりい・まさみち)●1987年生まれ。 “高田馬場のジョイ・ディヴィジョン”、“だらしない54-71”などの異名を持つ4人組ロック・バンド、トリプルファイヤーのギタリスト。現在までに5枚のオリジナル・アルバムを発表しており、鳥居は多くの楽曲の作曲も手掛ける。バンドでの活動に加え、他アーティストのレコーディングやライヴへの参加および楽曲提供、音楽関係の文筆業、選曲家としての活動も行なっている。最新作は、2024年夏に7年ぶりにリリースしたアルバム『EXTRA』。また2021年から2024年にかけて、本誌連載『全米ヒットの低音事情』を担当。2024年12月からはベース・マガジンWEBで連載『鳥居真道の“新譜とリズムのはなし”』を執筆している。
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