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<注目の新譜> オリンピア・ヴィタリス「Daze」【鳥居真道の“新譜とリズム”】
- Text : Masamichi Torii (TRIPLE FIRE)
- Illustration : Tako Yamamoto
連載「新譜とリズムのはなし」では、トリプルファイヤーの鳥居真道が、世界中のニューリリースのなかからリズムや低音が際立つ楽曲を毎週セレクト。その魅力を独自の視点で読み解きます。
▼今回紹介するのはこちらの楽曲▼
90曲目: オリンピア・ヴィタリス「Daze」
オリンピア・ヴィタリス(Olympia Vitalis)の涼しげなムードのサマー・チューン「Daze」です。ヴィタリスは西ロンドン育ちのシンガーソングライターで、7月10日にリリースしたEP『Lady Luck』に収録されています。
ウワモノはハープ、ストリングス、トレモロ・ギターのレイヤーで構成されています。こうした朧げな雰囲気のサウンドに輪郭を与えているのがベースのリフです。リズムは3-2クラーベのバリエーションであるボッサ・クラーベを土台にしています。キューバ由来のリズムなので、トロピカルな雰囲気が漂っています。さらに、2・4拍目のスネアと被らないリズム・パターンなので、アレンジがすっきりするという効果もあります。
ベースを演奏しているのは、チャーリー・ペリー(Charlie Perry)というロンドン出身のプロデューサー/ソングライター/マルチ・インストゥルメンタリストです。ジョルジャ・スミスのデビュー作『Lost & Found』(2018年)でベースとキーボードを担当し、ほかにもBTS、オリヴィア・ディーンらの作品に関わっています。
◎Profile
鳥居真道(とりい・まさみち)●1987年生まれ。 “高田馬場のジョイ・ディヴィジョン”、“だらしない54-71”などの異名を持つ4人組ロック・バンド、トリプルファイヤーのギタリスト。現在までに5枚のオリジナル・アルバムを発表しており、鳥居は多くの楽曲の作曲も手掛ける。バンドでの活動に加え、他アーティストのレコーディングやライヴへの参加および楽曲提供、音楽関係の文筆業、選曲家としての活動も行なっている。最新作は、2024年夏に7年ぶりにリリースしたアルバム『EXTRA』。また2021年から2024年にかけて、本誌連載『全米ヒットの低音事情』を担当。2024年12月からはベース・マガジンWEBで連載『鳥居真道の“新譜とリズムのはなし”』を執筆している。
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