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<注目の新譜> アンダーグラウンド・キャノピー「Le Héron」【鳥居真道 “新譜とリズム”】
- Text : Masamichi Torii (TRIPLE FIRE)
- Illustration : Tako Yamamoto
連載「新譜とリズムのはなし」では、トリプルファイヤーの鳥居真道が、世界中のニューリリースのなかからリズムや低音が際立つ楽曲を毎週セレクト。その魅力を独自の視点で読み解きます。
▼今週紹介するのはこちらの楽曲▼
87曲目: アンダーグラウンド・キャノピー「Le Héron」
「Le Héron」はフランス・パリを拠点とするインストゥルメンタル・バンド、アンダーグラウンド・キャノピーが6月5日にリリースしたシングルです。彼らはもともと、フライング・ロータス、マッドリブ、Jディラらの楽曲を取り上げてジャム・セッションを行うグループだったそうです。出自からしてバッドバッドノットグッドに近い存在です。
「Le Héron」は変拍子の曲です。15/4拍子だとすれば良いのでしょうか。楽典に精通していないので、どう解釈したら良いのかわかりません。いずれにせよ15拍で一周するリフなのは間違いありません。シンコペーションが入ってくるし、譜割りもトリッキーなので、刺激的なグルーヴとなっています。
曲の骨格を担うのはベース・ラインです。スペースを広く取りつつ、不意を突くようなシンコペーションでリスナーをハッとさせます。演奏しているのはバンドのベーシスト、ワレン・ドンゲ(Warren Dongué)です。
◎Profile
鳥居真道(とりい・まさみち)●1987年生まれ。 “高田馬場のジョイ・ディヴィジョン”、“だらしない54-71”などの異名を持つ4人組ロック・バンド、トリプルファイヤーのギタリスト。現在までに5枚のオリジナル・アルバムを発表しており、鳥居は多くの楽曲の作曲も手掛ける。バンドでの活動に加え、他アーティストのレコーディングやライヴへの参加および楽曲提供、音楽関係の文筆業、選曲家としての活動も行なっている。最新作は、2024年夏に7年ぶりにリリースしたアルバム『EXTRA』。また2021年から2024年にかけて、本誌連載『全米ヒットの低音事情』を担当。2024年12月からはベース・マガジンWEBで連載『鳥居真道の“新譜とリズムのはなし”』を執筆している。
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