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“ゴーストノート”と“サム+プル”の総仕上げ【ゼロからスラップ】第8回
- 文:フクダヒロム(Suspended 4th)
- 写真:小原啓樹
ベース・マガジンWEBの連載『ゼロからはじめるスラップラボ』、略して“ゼロスラ”では、“スラップに挑戦したい!”という初心者に向けて、Suspended 4thのフクダヒロムが、プロならではの視点と自身の経験を交えながらスラップの基礎をレクチャー!
今回は“右手のテクニック”を復習し、初登場の重要テクニックも登場する総仕上げの回だ。
目次
【序章:スラップをはじめる前に】
第1回:はじめてのベース、どう選ぶ?
第2回:チューニングをして、アンプで音を出してみよう!
第3回:スラップで大事なこと。音の出方を知ろう
【第1章:右手のテクニック】
第4回:サムピングの基本フォームを解説!
第5回:親指下向きフォームとは?
第6回:プル入門! “パキッ”と鳴らすコツは?
第7回:プルの音を整えて、スラップの王道に挑戦!
第8回:“ゴーストノート”と“サム+プル”の総仕上げ
サムとプルを組み合わせよう!
ゴーストノートと休符でフレーズに!
オクターヴの形が手に入ったら、いよいよ“フレーズ”に挑戦。第1章の仕上げとなる今回のテーマは、サムとプルの組み合わせ。
そしてもうひとつ、譜面に並ぶ“X”(ゴーストノート)と“sl.”(スライド)が初登場します。音程のないこの音が、スラップのあのノリを作っている。第1章の総仕上げ、いってみよう!
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ゴーストノートとは?
前回で“オクターヴ”の形が手に入りましたね!
今回はそれをフレーズにしていきます。
▼ 今回の譜例 ▼
譜例は2小節のパターンを2回。
譜面を見ると見慣れないものが並んでいます。“X”。これがゴーストノートです。

▲ ゴーストノート(X)
ゴーストノートは、音程のない音のこと。左手は弦を押さえず、軽く触れておくだけ。
その状態でサムを入れると、“ボン”でも“パキッ”でもない、“ツッ”という短い音が出ます。
音程はないけれど、リズムはある。打楽器に近い音ですね。
今回のゴーストノートはすべてサムで鳴らします。
うっかり音程が出てしまうなら弦を押さえすぎ。
“ポーン”と澄んだ高い音が出てたらハーモニクスなので、弦に触れる指を増やして広く触れてみてください。
ゴーストノートの役割
ではなぜこれがいるのか?
まず“X”を全部飛ばして、音程のある音だけで弾いてみてください。そのあと譜例どおりに弾く。
同じフレーズなのに、ずいぶん違って聴こえるはずです。どこがどう変わったか、自分の耳で確かめてみましょう。
うまくハマったときは、低音の“ボン”、高音の“パキッ”、隙間を埋める“ツッ”。この3つが並んで聴こえてきます。
それから、“X”が置かれている弦にも注目してみてください。
よく観察すると、次に弾く弦の上で鳴っています。3弦のフレーズに入る前は3弦、4弦に戻る前は4弦。
狙いを定める助走みたいなものですね。
そして“sl.=スライド”。

▲ スライド(sl.)
1小節目なら、4弦3フレットをサムで鳴らして、指を離さず5フレットまで滑らせます。
滑り着いた先の音の、オクターヴ上をプル。この並びは4組とも同じです。
テンポは♩=80。前回の100より数字は下がりますが、16分音符なので音の間隔はぐっと詰まります。
いきなり80で弾こうとせず、追い付ける速さまでBPMを落としてから、徐々に上げていってください。
焦りは禁物。もしくは、BPMを倍にして160で鳴らして8分音符として捉えると、リズムが掴みやすくなるはずです。
これで右手はひと通り揃いました。次の第2章からはスライド以外の“左手の技”を覚えて、フレーズに表情をつけていきましょう!
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