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サムピングの基本:まずは親指で1音鳴らしてみよう【ゼロからはじめるスラップラボ】第4回
- 文:フクダヒロム(Suspended 4th)
- 写真:小原啓樹
ベース・マガジンWEBの連載『ゼロからはじめるスラップラボ』、略して“ゼロスラ”では、“スラップに挑戦したい!”という初心者に向けて、Suspended 4thのフクダヒロムが、プロならではの視点と自身の経験を交えながらスラップの基礎をレクチャー!
今回からいよいよスラップに入っていきます。まずは右手のテクニック、“サムピング”から。
〜これまでの復習〜
【序章:スラップをはじめる前に】
第1回:はじめてのベース、どう選ぶ?
第2回:チューニングをして、アンプで音を出してみよう!
第3回:指弾き、ピック、スラップ⸺弾き方で音はどう変わる?
【第1章:右手で音を出してみよう】
第4回:サムピング① – サムピングの基本フォーム
【第4回】
サムピング① – サムピングの基本フォーム
スラップの最初の一歩は、派手なフレーズではなく、親指で1音を鳴らすことから始まります。サムピングの基本フォームと、いい音を聴き分ける耳の使い方を、僕と一緒に確かめていきましょう。
スラップってどんな音?
まず親指で1音鳴らしてみよう
サムピングは、親指の側面を弦に当てて音を出す、スラップの土台になる奏法です。ピックや指の腹で弾くのとは違い、骨のある親指の側面を使うからこそ、芯のあるパーカッシヴな低音が生まれます。
まず狙うのは4弦、いちばん太い弦。親指の第一関節に近い側面を、指板の終わり(ネックの端)あたりに当てるのが定番です。

ここで思い出してほしいのが、第3回で話した“叩かない”という合言葉。
親指は振り下ろして打ち込むのではなく、ドアをノックするように当てて、すぐ跳ね返す。当てた瞬間に力を抜いて手首ごと弾ませるのがコツで、弦に触れている時間が短いほど弦は自由に振動し、輪郭のある弾む音になります。
“振り上げ型”と“振り抜き型”
右手のフォームには、当てた親指をそのまま跳ね返す“振り上げ型”と、弦を通過して下の弦に親指を止める“振り抜き型”があります。


親指の当てる場所も少し異なり、振り上げ型は第一関節の側面の少し出っ張っている場所、振り抜き型はそれよりも先端寄りの爪の側面あたりを弦に当てます。


サウンドにも個性があり、振り抜き型はローの成分が多く太くふくよか、振り上げ型はタイトでパーカッシヴ。どちらが正解ということはないので、まずは鳴らしやすいほうで大丈夫です。
まずは音を綺麗に出すところから。サムピングの感覚が掴めて来たら、4弦から1弦まで開放弦を全音符で1小節ずつ、計4小節鳴らしてみましょう。
弦が替わっても同じ質感で鳴らせるかが課題です。この際、左手を使って弾かない弦はミュートしておきましょう。
◎動画で“綺麗に鳴っている状態”を知ろう
(Ex-1、Ex-2の実演をチェック!)
続いて、Aの音から4分音符でクロマチックに動く4小節のフレーズへ。
ここでは左手も登場します。狙いは“1フレットに対して指1本”。人差指から小指までを1フレットずつ割り当てる感覚に慣れることが、この先の運指の土台になります。
そして音を出したら、音量ではなく質感を聴いてください。詰まった“ボッ”なのか、ハズむ“ボーン”なのか。耳で聴いて判断する習慣こそが、この章全体の指針になります。
文章では伝わりにくい音の差は、ぜひ動画でじっくり聴き比べてください。


