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指を離すだけじゃない!スラップに効く“プリング”の基本【ゼロからスラップ】第10回
- 文:フクダヒロム(Suspended 4th)
- 写真:小原啓樹
ベース・マガジンWEBの連載『ゼロからはじめるスラップラボ』、略して“ゼロスラ”では、“スラップに挑戦したい!”という初心者に向けて、Suspended 4thのフクダヒロムが、プロならではの視点と自身の経験を交えながらスラップの基礎をレクチャー!
前回は左手のハンマリングを学びました。今回は、その対になる奏法“プリング”を解説します。連動動画で実際の音もチェックしながら、身につけていきましょう。
目次
【序章:スラップをはじめる前に】
第1回:はじめてのベース、どう選ぶ?
第2回:チューニングをして、アンプで音を出してみよう!
第3回:スラップで大事なこと。音の出方を知ろう
【第1章:右手のテクニック】
第4回:サムピングの基本フォームを解説!
第5回:親指下向きフォームとは?
第6回:プル入門! “パキッ”と鳴らすコツは?
第7回:プルの音を整えて、スラップの王道に挑戦!
第8回:“ゴーストノート”と“サム+プル”の総仕上げ
【第2章:左手のテクニック】
第9回:ハンマリングでフレーズを滑らかに!
第10回:指を離すだけじゃない!スラップに効く“プリング”の基本
プリングを覚えよう!
左手を引き抜いて音を出す感覚
ハンマリングで左手から音が出せたら、次はその逆です。押さえた指を弦から引き抜いて、次の音を鳴らすプリング。ただ指を離すだけに見えて、離し方ひとつで鳴り方が変わる技。左手を引き抜く感覚、つかみにいこう!
プリングとは
前回でハンマリングが鳴らせるようになりましたね! 今回はその対になる奏法、プリングです。
押さえた指を弦から引き抜くようにして、次の音を鳴らす技。まずは1弦の5フレットに人差指、7フレットに薬指を置いて、プルで7フレットの音を鳴らしてみてください。続けて、薬指で弦を軽く引っかけるようにして離すと、人差指で押さえている5フレットの音が鳴るはずです。
ポイントは離し方。指をただ縦にスライドするだけだと、音が小さくなりがちです。指先で弦を少し引っかけて、床の方向へ弾くように離します。
左手で弦をハジくイメージですね。
ただし引っかけすぎると、離す前の音が引っ張られて音程が上ずってしまいます。引っかける量を少しずつ変えながら、ハジいた音がどう鳴るか、自分の耳で確かめてみましょう。
◉フォームを見てみよう

今回の譜例

そして今回の譜例は、前回のハンマリングと合わせて左手を鍛えるエクササイズです。
左手は人差指を5フレットに寝かせて置いたまま、ほとんど動きません。4弦と2弦、3弦と1弦の5フレットを、人差指1本でまとめて押さえる形です。
実際に弾いてみると、ある規則性が見えてきます。1小節目と2小節目は、押さえる場所がまったく同じ。違うのは順番だけです。

1小節目は叩いてから引き抜き、2小節目は引き抜いてから叩く。2小節目は薬指の音をプルで鳴らすので、人差指を先に置いておくのが大事です。
3小節目はサムで鳴らした音から左手で往復し、最後にオクターヴ上をプルします。
4弦は8フレットを小指で叩いて引き抜く形。小指のプリングは最初は鳴りにくいものですが、焦らなくて大丈夫。
4小節目の2拍目は、右手を休ませたまま往復を続けます。これがトリル。

なお譜面では、プリングもPと書かれます。数字をつなぐ弧線の上にあるのがプリング、SとPが並ぶ段にあるのが右手のプルです。
テンポは♩=80。いきなり80でやろうとせず、自分が追い付ける速度までBPMを落としてから徐々に上げていってください。ゆっくりなテンポから上げていけば、身体がその動きを覚えていきます。焦りは禁物。
これで、左手で音をつなぐ技がふたつそろいました!
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