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やっぱり気になるプロのピック
キタニタツヤ
Profile
きたに・たつや●2014年頃からネット上での楽曲公開を始め、その後、楽曲提供やソロ活動も展開する。2018年にはsajou no hanaを結成したほか、ふたり組ロック・バンド=ヨルシカのサポートでも活躍。2021年3月31日に配信シングル「Ghost!?」をリリースした。
◎Official HP
Q1:現在お使いのピックの、ブランド名/モデル名、材質、厚さを教えてください。
ブランド名/モデル名:ジム・ダンロップ/TORTEX TRIANGLE
材質:トーテックス
厚さ:0.88mm
Q2:上記で挙げていただいたピックを選んだ理由を教えてください。
演奏中、汗でピックが滑ってしまうことを避けたいので、ある程度ざらっとした素材(トーテックス)のものが好きです。また、仮に滑ってピックの向きが変わっても良いものということで、いわゆるおにぎり型であることは絶対です(角がひとつ削れても残りライフがふたつあるのでお得)。
やや硬め&素材感のおかげで(ギターのときでも)巻き弦にぶつかるとジャリっとハイが立つような感じがあり、そのサウンド感が気に入っています。自分はピッキングをブリッジ側ではなくネック寄りで行なうため、こうして少しでもアタック感を稼ぐのはかなり大事!
Q3:これまでの使用ピックの遍歴を教えてください。また、それぞれのピックの気に入っていた点と、そこから変えていった理由を教えてください。
多少ラフに弾いてもちゃんと音量が出るという意味で、デカめのおにぎり型というのは初心者の頃から変わっていません。
ちょっと弾けるようになり調子に乗ってやたらハイ・フレットのフレーズを弾いたりしていた頃はフェンダーの346 Shape Shell Mediumを一瞬使ったりしていました。柔らかめで細かいフレーズを弾くのには適していたのですが、ライヴで弾くとなると音の輪郭がぼやける感じがあるので、こちらは家でギターを弾くときのピックとしてレギュラー入りしました。
逆にめちゃくちゃ硬いやつ行こう!とメタル製のピック(学生にとってはかなり高かった)を買って後悔したりして、今の“やや硬め”にたどり着きました。
Q4:そのほか、ピックについてのこだわりがあれば教えてください。
マイク・スタンドにつけたホルダーにピックがずらっと並んだときに見た目がいいほうがテンション上がるので、派手な色がいいと思います。ライヴハウスの床は黒いので落としても見つかりやすいですしね!
Q5:ピック弾きで“良い音”を出すコツを教えてください。
立って弾くときは、見た目がカッコよければ大体いいフォームで弾けてるのではと思いますので、鏡の前でカッコつけながら練習するのが意外といいんじゃないでしょうか。
あとはピッキングする位置をネック寄り⇄ブリッジ寄りで使い分けて、それぞれピックアップとの距離でどういう音の違いが出るのかをしっかり理解したうえで、弾きやすい位置を見つけるのが大事かなと思います。