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INTERVIEW – Masa[NOCTURNAL BLOODLUST]

  • Interview:Koji Kano
  • Live Photo:Kazuhisa Takayama

“自分の音はこうだ”っていう自分のサウンドのブランドを作りたい。

━━今作で使用したメイン・ベースは?

 アイバニーズのBTB 1826ですね。サブ器も含めてずっとBTBの6弦を使っています。

━━やはり6弦へのこだわりがあるのでしょうか?

 僕はネックが太ければその分ロー・チューニングの鳴りが出しやすいと思っていて。あと僕らの曲は5弦のさらに下の音も鳴らすので、それもあって6弦を使っているんです。なので世間一般の5弦のイメージが僕にとっては6弦になるのかもしれませんね(笑)。6弦だとピックが割れることもあるので、なるべく厚みのあるピックを使うようにしています。

━━最近新たに同じくアイバニーズ のEHBも導入したとか。

 そうなんです。今後はEHBをメイン器にしようと思っています。軽いので取り回しがいいですし、まだ使っているベーシストが全然いないので、誰よりも先に使ってやろうと思っています(笑)。ファンド・フレットにもまったく違和感なく馴染むことができました。

━━アイバニーズのベースへの信頼度が伝わってきますね。

 やっぱりずっと使わせてもらっているブランドですし、ロー・チューニングがしっかり鳴るベースなので、アイバニーズへの信頼度は高いですね。

新たに導入されたアイバニーズ製EHB1506MS。ヘッドレスと独自のボディ・シェイプを採用した“EHBシリーズ”の6弦モデルだ。

━━アンプは普段何を使っているのですか?

 ダークグラスエレクトロニクスのMicrotubes900です。めちゃめちゃパワーあってパンチのある音がしますし、あとなんと言っても軽い! そういった取り回しの良さも気に入っています。

━━では今後、どういうベーシスト、そしてバンドになっていきたいですか?

 ベーシストとしては、KORNのフィールディみたいな、“自分の音はこうだ”っていう自分のサウンドのブランドを作りたいです。なのでほかのベーシストとカブらない音を追求していきたいですね。バンドとしてはクオリティをより上げつつ、さらにワールドワイドなバンドになっていきたいと思っています。

━━ノクブラは特に海外での公演も多いですよね。

 海外のオーディエンスからもいい反応をいただけるので、僕らは日本とか海外を区切ることなく、活動のひとつとして海外公演を捉えているんです。海外のバンドと共演することで、シンプルに日本だと味わえないサウンドを体感できるし、海外のバンドは日本みたいに“音はこうやって作る”みたいなセオリーはなくて自由に音作りしてるのが印象的ですね。なので海外を経験することで柔軟性を身に付けられるし、考え方もリセットされるんですよ。

━━12月20日には配信ライヴも公開されますが、注目ポイントは?

 既存の曲はもちろん、新曲も含めてよりリニューアルされた、洗練されたノクブラを体感してほしいですし、そこを楽しんでもらえたらと思います。バンド全体で音を細かく作り込んでいるので、そこのバランス感はぜひ注目してほしいですね。

━━来年2月には有観客での公演もありますね。

 やっぱり実際に会場で聴く生の音が一番インパクトがあっていい音だと思うので、僕自身早く鳴らしたいですし、みなさんにも新しいノクブラのサウンドを体感してもらいたいですね。

◎Profile
まさ●2009年に結成された5人組ロック・バンド、NOCTURNAL BLOODLUSTのベーシスト。バンドは2012年にミニ・アルバム『Ivy』でデビュー。デスコアやメタルコアを基盤とした重厚なラウド・サウンドと圧倒的なライヴ・パフォーマンスで国内外問わず人気を獲得し、国内のメタル・シーンを牽引する。2020年10月には新たにギタリストにYu-taro、Valtzの2名を迎え新体制となる。12月16日に6thミニ・アルバム『The Wasteland』をリリースした。

◎Information
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