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    高野諒大(maya ongaku)が語る、愛用プレシジョン・ベースとアンペグB-15T

    • Text : Shutaro Tsujimoto (Bass Magazine Web)
    • Photo : Hiroki Obara

    2026年8月に2ndアルバム『Nothing Space Music』をリリースした、神奈川県・湘南を拠点とする3人組バンド、maya ongaku。2021年に結成され、2023年5月に1stアルバム『Approach to Anima』を発表。アコースティックな響きと電子音、反復するリズムが溶け合うサイケデリックな音楽を奏で、アメリカやヨーロッパでツアーを行なうなど、国内外で支持を集めている。

    本記事では、その独自のアンサンブルを低音から支えるベーシスト、高野諒大が愛用するベースとベース・アンプを紹介する。

    高野諒太が自身のルーツ、新作アルバムについて語ったインタビューはこちら。

    高野諒大(maya ongaku)のプレシジョン・ベース
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    高野諒大(maya ongaku)のプレシジョン・ベース
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    “個性というより、いろいろな曲に入れやすくて、汎用性が高いものが1本欲しい”という結論になって

     1stアルバムを録ったときには、もうプレベだったんですよ。その少し前くらいと考えると、5年くらいですかね。JVシリアルのもので、1983年製です。

     コンデンサーをヴィンテージのものに換えています。JVシリアルのものは作りが良いけど、中の配線はそんなに良いものを使っていない、という話を聞いたんです。そこを変えたら、もっと良くなるかなと思って。コントロールのツマミも換えていますね。

     トーンは常にマックスです。弦はフラット・ワウンド弦を使っていて、マジでできるだけ換えないです。今の弦も、3年は換えていないですね。

     最初はヘフナーを使って、そのあとSGベースを使っていました。それは完全にクリームのジャック・ブルースの影響なんですけど。ずっと憧れていたベースが、ギブソンのEB-1だったんですよ。でも、それが全然買えないので、SGを使っていて。

     そのあと、リッケンバッカーを買いました。型番は何だったっけ……たぶんポール・マッカートニーのリッケンバッカーと、ほぼ同じものです。その時期もちょくちょくレコーディングをしていたんですけど、やっぱり個性が強くて、難しかったんです。

     いろいろ録っていくなかで、“個性というより、いろいろな曲に入れやすくて、汎用性が高いものが1本欲しい”という結論になって。それでプレベを探しました。

     たぶん、自分はプレベが好きなんだと思うんですけど、今はフレットレスのジャズベが欲しいですね。フレットレスは、まだ使ったことがないんです。

     B-15Tは、たぶんB-15シリーズで唯一のトランジスタのタイプです。ほかのB-15系はすごく高いんですけど、これだけ安くて。ただ、個体数がすごく少ないんですよ。

     ツアーでも、めちゃめちゃ便利ですね。ラインの音のほうが大きくて、ベース・アンプはモニター的に使うことが多いです。僕らはけっこうステージのなかの音が小さくて、ドラムもいないので、それで成立している感じはします。無理は利かないというか、あまりボリュームは出ないし、パワーはないです。

     でも、音作りはすごくやりやすいし、キャビネットも良いんですよ。ギターもこのアンプで鳴らすことがあります。今回のアルバムでは、ギターには使っていないと思うんですけど。

    高野諒大(maya ongaku)のベース・アンプ
    Ampeg / B-15T

     レコーディングで使っていたのは、Rupert Neve DesignsのRNDIです。ライヴでは、ラジアルのPZ-DIを使っています。PZ-DIはピエゾ用のモデルで、インピーダンスを選べるようになっているのが特徴です。ウッド・ベースでもけっこう使われているみたいですね。

    高野諒大(maya ongaku)のDI
    左:RADIAL/PZ-DI
    右:Rupert Neve DesignsのRNDI

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