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    国産ブランドSONIFIX発のナチュラル・オーバードライブ“AURION”【新製品レビュー】

    • Photo:Masao Sekigawa
    • Text:Makoto Kawabe

    編集部注目の新製品をご紹介する「NEW PRODUCTS REVIEW」。

    今回レビューするのはこちら!

    新進気鋭のペダル・ブランドが放つ多彩な機能を備えた歪みの逸品

    SONIFIX/AURION

    POINT
    ・国産ペダル・ブランドSONIFIXのAURIONは、6つのコントロールで、原音のキャラクターやニュアンスを保ったまま、音に厚みや艶、サチュレーションを与えるナチュラル・オーバードライブ。
    ・兄弟機のGRAVIONは、モダンなサウンドを追求し、4つのコントロールと3つのミニ・スイッチで“明確に音を前に押し出す”オーバードライブだ。

    REVIEW

    昨今、注目を集めるSONIFIXはベーシストがこだわる“歪み”の神髄を機能に落とし込んだ、稀有なブランドだと思う。従来の歪み系エフェクターのDRIVE/LEVEL/EQ(TONE)/MIX(BLEND)といったコントロールは、額面通りの(リニアな)変化で操作がわかりやすい反面、音色の決定権がエフェクター側にある製品が多い印象があった。これに対してAURIONは各コントロールの効果が立体的で一見した限りでは理解しにくいものの、解釈できるようになると作りたい音色が目に見えるように操作できるようになる感覚があった。

    6つのコントロールのうち、下段はウェット音(歪ませた音色)のみに機能するが、Lowは単なる低音域の増減ではなく歪みの膨らみやまとまり、重心の位置などを変化させることができる。Toneは歪み全体の抜け感を制御でき、CharacterはToneよりも歪み成分のみの質感をコントロールできるという印象で、Toneとの兼ね合いで聴こえ方も変わるので時間をかけてじっくりと取り組みたいところ。上段のコントロールも有機的でLevelはウェット音のみのレベル調整だが、Blendとの兼ね合いで音量感が変わる。Driveは下段次第の面もあるが現代的な抜け感とワイルドさを兼ね備えていると感じた。

    兄弟機であるGRAVIONはコントロールが多彩ながらも操作がわかりやすく、歪みのニュアンスもより明瞭でモダンな印象。いずれもアンサンブルの中でベースがどうあるべきかじっくり向き合えるペダルだと思う。

    SONIFIX/AURION パネル
    パネル上には各コントロールの表記もなく、ストイックなデザインを貫いている。各ノブは、筐体側面に記載された各ノブの表記を見て操作しよう。上段はBlend/Level/Driveで、歪みの音色の方向性を決める。下段のLow/Character/Toneはウェット音のみに機能し、歪みの質感を詳細に追い込める。
    SONIFIX/AURION Characterノブ
    下段中央のCharacterノブは歪みの帯域を変化させるコントロール。端的には左に回すほどヴィンテージ、右に回すほどモダンな歪みといったニュアンスの変化だが、歪み系エフェクターの“キャラクター”そのものを変化させるような機能で、使いこなすほどに奥深さを実感できる。

    SONIFIX/AURION

    【スペック】
    ●コントロール:ブレンド、レベル、ドライブ、ロー、キャラクター、トーン、オン/オフ・スイッチ
    ●入出力端子:インプット、アウトプット
    ●電源:9Vアダプター
    ●外形寸法:94(W)×123(D)×57(H)mm
    ●重量:412g

    【価格】
    38,500円(税込)

    【問い合わせ】
    SONIFIX https://sonifix.jp/pages/contact


    ※本記事はベース・マガジン2026年8月号の「New Products Review」から転載したものです。
    ※価格は本誌掲載時のものです。

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