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    積島直人(んoon)のエフェクター・ボード解説|3台のコンプレッサーを使い分ける理由は?

    • 取材:辻本秀太郎(ベース・マガジンWEB)
    • 撮影:小原啓樹

    本記事では、積島直人(んoon)のエフェクター・ボードを紹介する。

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    積島直人(んoon)のエフェクター・ボード

    EBS MicroBass IIEmpress Effects Bass Compressorがメインの音を作っています”

    積島直人のエフェクト・ボードは、ここ1年ほどで大きく変化したという。以前はLINE 6製HX Stomp(写真左下/マルチ・エフェクター)のみで音作りを完結させていたが、この1年でコンパクト・エフェクターが増え、現在のボードが構築された。

    きっかけになったのは、多指奏法における音の粒立ちへの意識だった。“多指奏法のスピードが速くなっていくにつれて、録音されたものを聴いたときに、音の粒立ちをより考えるようになりました”。

    その結果、特にこだわるようになったのがコンプレッサーである。写真のボード上には、Empress Effects製Bass CompressorMXRDyna Comp MiniEBSMultiCompと、用途の異なる3台のコンプレッサーが組み込まれている。

    信号の中心になるのは、右中央に配置されたEBSMicroBass II(プリアンプ)。ここで2種類の基本音色を作っており、Bチャンネルにはメインの音、Aチャンネルには本人が“柏原サウンド”と呼ぶ太めの音を設定しているという。

    EBS MicroBass IIEmpress Effects Bass Compressorがメインの音を作っています”。

    積島直人(んoon)のエフェクター・ボード
    上段右から、Empress Effects製Bass Compressor(コンプレッサー)、EBS BassIQ(エンヴェロープ・フィルター)、MXR製Dyna Comp Mini(コンプレッサー)、Vivie製OwlMighty(プリアンプ)。下段右から、EBS製MultiComp(コンプレッサー)、EBS製MicroBass II(プリアンプ)、Electro-Harmonix製Bass Micro Synth(ベース・シンセ)。

    EBS製MicroBass IIのFX Sendには、ボード上部のVivie製OwlMightyを接続。これは歪みを加えたい場面でオンにする。その後段に置かれているのが、常時オンで使用しているEmpress製Effects Bass Compressorである。

    “原音を残しつつ、かかっている部分には強めにコンプをかける設定にしています。ゴーストノートがパンパンと出るようにしたくて”。

    積島は、コンプレッサーによって単に音量差を整えるだけでなく、細かなゴーストノートや速いパッセージの輪郭が聴こえるようにしているという。多指奏法のスピードが上がるほど、1音1音の出方や録音時の聴こえ方が気になり、その結果として現在のようなコンプ中心のボードになった。

    積島直人(んoon)のエフェクター・ボード

    スイッチャーには、写真下部のVITAL AUDIO製ENCOUNTER VAPS-4を使用。そのうちの1ループには、EBS製BassIQMXR製Dyna Comp Miniが接続されている。

    EBSBassIQはフィルター系のサウンドを作るためのもの。そこに組み合わせているMXRDyna Comp Miniは、あえてギター用のコンプレッサーとしてのキャラクターを生かしている。

    “Dyna Compはギター用でローは出ないので、『東京ラブストーリー』のイントロ(小田和正「ラブ・ストーリーは突然に」)のギターみたいな、超パコパコするコンプ・サウンドをピック弾きとかで出すときに使っています”。

    メインのコンプレッションとは別に、こちらはかなりキャラクターの強い音色用。ピック弾きでパコパコした質感を出したいときに使う、特殊効果寄りのコンプという位置づけだ。

    スイッチャーの後段には、左下のLINE 6製HX Stompが接続されている。積島は外部フットスイッチとしてBOSS製FS-5Uとヴォリューム・ペダルを接続し、スナップショット機能を使って音色を切り替えている。

    また、HX製StompのFX Loopには、中央のElectro-Harmonix製Bass Micro Synthを接続。LINE 6のユーザー・コミュニティで共有されている音源をもとに、さらに加工を加えて使っているという。HX Stomp内では、どの音色の最後にもワーミー系のピッチ・エフェクトを配置し、フットスイッチでコントロールしている。

    アップライトを使用するときは、信号の入り口が変わる。アップライトを右端のEBS製MultiCompに接続し、そこからスイッチャー、HX Stompへ送る流れだ。エレキ・ベース用のメイン回路とは別にアップライト用の入口を用意しながら、後段のエフェクト処理はボード内で共通化。複数の楽器を使い分けるライヴでも、音色の切り替えや操作を整理しやすい構成になっている。

    INFORMATION
    んoon:HP X Instagram
    積島直人:X Instagram

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