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【年末企画!】プロが選ぶ、2022年のベスト・オブ“My New Gear”
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関将典(Kroi)
PROFILE
せき・まさのり●1994年生まれ、茨城県出身。大学入学をきっかけに上京し、ベースを手にする。その後、サポート・ベーシストとしての活動を開始し、SNSを通じて出会ったメンバーとKroiを結成。R&Bを始め、ファンク、ソウル、ロック、ヒップホップなど、あらゆる音楽ジャンルからの影響を昇華したミクスチャーな音楽性を提示し人気を博す。2021年に1stアルバム『Lens』を発表。2022年7月27日には2ndアルバム『telegraph』 をリリースしている。
◎Official HP
Q1:2022年に新たに購入/導入した機材で、最もお気に入りのものをひとつ挙げるならば?
ASHDOWN SZ Funk Face Stuart Zender signature(エンヴェロープ・フィルター)
Q2:Q1で挙げた機材を導入したきっかけを教えてください。
すでにボードにはタッチ・ワウ(Infinity PRD Bass Flogger)、エンヴェロープ・フィルター(Electro-Harmonix Bassballs)、シンセ・エフェクター(Electro-Harmonix Bass Mono Synth)を入れているのですが、そことは差別化できる新たなサウンド・キャラクターが欲しくて導入しました。
具体的にはジャミロクワイの「The Kids」のときのゼンダーのベース・サウンドを理想としてエフェクターを探していたところ、この製品を見つけました。当時はもちろんこのエフェクターは使われていませんが、シグネイチャーということもあって、かなり理想に近いサウンドメイクができるようになりました。
Q3:その機材を現在どのように使っていますか?
操作はシンプルなのですが設定の幅が広く、かつかなり個性的なサウンドを作れるエフェクターなので、ライヴではソロ・セクションやバンド全体でカオスな空気感を作りたいときなどに重宝しています。
歪みとフィルターを独立して使うこともでき、歪みに関してはなかなかに攻撃的なのでここぞという場面で。フィルターに関してはオート・ワウなので手数が多い場面などでフレーズ全体にウネりを出したいときに踏みます。まだ導入して間もないのですが、レコーディングでもさっそく重宝してます。
Q4:その機材のお気に入りポイントを教えてください。
アウトプット、ドライブ、センシビリティの3つのツマミと歪み、フィルターそれぞれのスイッチ、プリ/ポストの切り替えスイッチというシンプルな構造なので、直感的な操作で個性的な音を簡単に作ることができるのが何よりも気に入っています。
また真空管によって、ほかのフィルター・エフェクターにはない音の芯が出るのもこのエフェクターの魅力です。