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    ジョン・マイアング(ドリーム・シアター)来日インタビュー「自分にとってのベストな時期はこれから先に来ると思っている」

    • 質問作成:加納幸児(ベース・マガジン)
    • 通訳:トミー・モーリー

    結成40周年を迎え、マイク・ポートノイ(d)の復帰によりオリジナル・メンバーが揃ったドリーム・シアター。最新作『Parasomnia』では、かつてのケミストリーが完全復活を果たした。今回は2026年2月の来日公演時にジョン・マイアングをキャッチ。長きにわたりバンドの低音を支える孤高のベーシストに、バンドのコンディションから楽曲構築の裏側、日々の鍛錬からシグネチャー・モデルへのこだわりなどを語ってもらった。40年間ブレない彼に在る、プレイ哲学の神髄に迫る。

    “やったな、ずっと書きたかった曲ができた”と言い合ったよ

     彼が戻ってきてくれて本当に嬉しいよ。復帰を決めてくれたことは僕らにとってウェルカムすべきニュースだった。彼がいる時がバンドとして最も強い状態で、これはケミストリーの話だね。彼がもたらしてくれるバンド内のバランスがあるんだ。いろいろ振り返り、深く掘り下げることで僕らに何が起きていたのかを理解できるようになったよ。

     黄金期の僕らは本当にパーフェクトだった。最初がそういう形で始まると、自分たちがどういうバンドだったのかなかなか気づけないものなんだ。マイクとは約13年間別の道を歩んでいる間、さまざまなドラマーとプレイすることで多くのことを学んだ。

     ミュージシャンはみんな違うし、ドラマーだってみんな同じじゃない。バンドをやっているといつも同じプレイヤーと一緒にプレイすることになり、“ギタリストってこう考えるものなんだ”とか“ドラマーってこうなんだ”と思ってしまいがちだけど、実際は違う。誰もがユニークな個人であり、その人の視点が自分たちと補い合うことで噛み合うんだ。それがオリジナル・メンバーで一緒にやっていた時期の特別さだった。僕らの間には結束があり、本当に上手く補完し合っていたんだ。だから彼が戻りたいと言ってくれた時は本当に嬉しかったよ。

    左から、ジョン・マイアング/ジョーダン・ルーデス(k)、ジェイムズ・ラブリエ(vo)、マイク・ポートノイ(d)、ジョン・ペトルーシ(g)。

     お互いのプレイに反応し合う感じだったね。聴いて反応し合い意見を出し合う、そういうケミストリーなんだよ。どれだけ強く感じたかによって、流れが決まっていった。“まあいいんじゃないかな”くらいに思うパートがあっても、誰かが強く何かを感じていたら、皆でちゃんと耳を傾けたんだ。

     昔は全員が納得しない限り先に進めないという感じだったから、そのスピリットが戻ってきたのは本当に良かったよ。時には大変だし消耗することもあるけど、それだけの価値がある。ぶつかる価値もあれば押し通す価値もあるし、努力をする価値がある。そういった空気がちゃんと今もそこにあるとわかったのは本当に良かったことだ。『Parasomnia』は昔の僕らの曲の書き方に近いスタイルで制作を進められたんだ。

    • ジョン・マイアング(ドリーム・シアター)インタビュー(2026年5月号掲載)

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