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    【Live Report】 チョパレボ & Bass Friends – 2021年11月19日(金)/ビルボードライブ東京

    • Photo:Masanori Naruse(Live)
    • Takashi Hoshino(Gear)

    ぴんはげ’s Gear

     ベースは、アルミニウムを取り入れた楽器製作が特徴のイタリアのメーカー、ALUSONIC(アルソニック)のJ-Special Deluxe 5をもとに自身の要望を入れたシグネイチャー・モデル。2020年9月から使用している1本で、“YouTubeを観ている人って9割がスマホ/タブレットなので、いかに小さいスピーカーから抜ける音を出すかを考えて作った”ものだという。ボディ・トップにはフレイムド・ブラウン・バーストに塗装されたアルミがハメ込まれており、バックはチェンバー仕様のアッシュ、ネックはハードメイプル、指板はローズウッドという材構成だ。ピックアップはデラノ製のカスタム・モデルで、ピックアプの間には透明なフィンガー・ランプが設置されている。コントロールは、ヴォリューム(兼アクティヴ/パッシヴ切り替えスイッチ)、バランサー、トレブル(兼パッシヴ・トーン)、ミドル、ベース、3種切り替えのトーン・モデラー・スイッチ。
     エフェクトは、Line 6のHX STOMP。なお、アンプはギャリエン・クルーガー800RBとハートキーの410XLが2台という組み合わせで、これはレンタルしたもの。

    フクダ’s Gear

     ベースは、1961年製のフェンダー・ジャズ・ベース。特徴となるのは、ネック・エンドにスロープを設置していることで、もちろんスラップ対策のため。そのほか、ヘッドにはフェンダー製のFATFINGER(サステイン向上に寄与)が装着され、フロント・ピックアップに接地するようにフィンガー・レストとフィンガー・ランプも装着されている。
    エフェクトは、上段右から、K.E.SのKIP-001(パワー・サプライ)、Empress EffectsのBass Compressor(コンプレッサー)、ピーターソンのStroboStomp HD (チューナー)。下段は右から、nature soundの40000Pre(クリーン・ブースター)、nature soundでカスタムされたマークベースのMark Vintage Pre(プリアンプ)、nature soundのディストーション。40000Preとnature soundのディストーションは自身のシグネイチャー・モデルで、特に40000Preは1961年製ジャズ・ベースに合うように設計しており、“これがないと自分の好きな音が出ない”と語る。なお、アンプはアギュラーのDB751とGS 410が2台の組み合わせで、レンタルしたものだ。

    BOH’s Gear

     ベースは、アトリエZのシグネイチャー・モデルBOH’S CUSTOMで、ボディはキルテッド・メイプル・トップ、アルダー・バックの組み合わせで、ネックと指板はメイプルという材構成。17フレット以降にはスキャロップ加工が施されている。ピックアップはEMGのP6(フロント)と45DC(リア)、プリアンプはアギュラーのOBP-3(18V)を搭載。コントロールのミニ・スイッチはミドルの周波数帯の切り替えで、BOHは800Hzの方で使用することが多いとのこと。スラップ時に邪魔にならない細めのピックアップ・フェンスもポイントだ。
     アンプは、ヘッドがマークベースのLittle Mark Vintage、キャビネットは同じくStandard 102 HFとStandard 151 HRの組み合わせ。
     エフェクター・ボードは、右上から時計回りにCONISISのBLACK MESSIAH(バッファー)、SHUREのGLXD16(ワイアレス)、東京エフェクターのBOH DISTORTION 龍之栖(ディストーション)、TCエレクトロニックのSub’n’up(オクターバー)、同FLASHBACK(ディレイ)、Limetone Audioのヴォリューム・ペダル、TCエレクトロニックのpolytune(チューナー)、K.E.SのKIP-001(パワー・サプライ)が2台、FMR AUDIOのRNC1773(コンプレッサー)。シグネイチャー・エフェクターであるBOH DISTORTION 龍之栖は、ハーモニクス成分のブースターも備えたAチャンネルと単体動作も可能なBチャンネルの2チャンネル構成。クリーン・サウンド(原音)とディストーション・サウンド(エフェクト音)それぞれにセンド/リターン端子が用意されているのが特徴で、Sub’n’upはクリーンのループに入っている。

    月野’s Gear

     ベースはEDWARDS製のシグネイチャー・モデル、E-FR-MOA Custom。月野がリスペクトしているChthoniCのドリス・モデル同様にFORESTを元にしたボディ・シェイプを、月野のイメージ・カラーである紫のグラデーション・カラーで仕上げている。ボディはアッシュ(トップ)&アルダー(バック)、ネックはウォルナット&ハード・メイプル(7ピース)、指板はエボニーで、スルーネック仕様になっている。ピックアップはセイモア・ダンカン製SJB-3n(フロント)、SJB-3b(リア)の組み合わせで、プリアンプはESPのKH-1を搭載。コントロールはマスター・ヴォリューム、バランサー、トレブル、ベースという構成になっている。

    【お知らせ】
    2022年1月19日発売のベース・マガジン2022年2月号では、各出演者のライヴ当日のインタビュー・コメントを掲載!