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【第25回】音の組み合わせ方を変えよう スケール練 Part 5

  • Text:Jun Ishimura

【第25回】音の組み合わせ方を変えよう スケール練 Part 5

スケール練をするとき、音の組み合わせ方を変えて、いろんなバリエーションを作って取り組むことをおすすめします。

◎講師:石村順
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BASS MAGAZINE Web『石村順の低音よろず相談所 ~Jun’s Bass Clinic~』の第25回です。

4回連続でやってきた3度インターバルのスケール練習、フレーズは同じままで、ポジションや運指のバリエーションをいくつか見てきました。ちょっと飽きてきたなって人もいるかもしれませんが、動画のフレーズだけで満足しないで、いろんなバリエーションを自分でやってみてください。例えば、C以外のキーでやってみることも考えられます。そうすると、全部で12のキーがあります。あと、1オクターブ上でやってみたり、2オクターブ分のパターンにしてやるなど、いろんなバリエーションが考えられます。

それ以外にも、使う音の組み合わせは同じだけど少し変化をつけたパターンもできます。これまでやったのは、ドミ、レファというふうに、スケールの音+3度上の音(下行時は3度下の音)という2音の組み合わせでした。 

今回のフレーズ も、3度インターバルを使ってスケールを上がり下がりするのは同じです。ただ、ドミド、レファレ、ミソミ、というふうに、スケールの音+3度上の音+もう一度スケールの音、という3音で1組のパターンです。

今までにやった3種類のブロックのどれを使ってもいいですが、ここではまず第21回でやったブロックを使います。 

早速弾いてみましょう。

上行パターン        

下行パターン        

ポイント①

初めはゆっくり丁寧にやってください。できるようになってから段階的に速くしていきます。

ポイント②

手が小さくて指が届かない人は、前回にやった親指を軸に手を動かすピボットを使うといいです。僕もそうしてます。

僕の場合は、最初のドミドはピボットは使わず、次のレに移動するときにまず使います。そしてそのままレファレミソミまでは1音ごとにピボットを使います。ファラファでは使わず、ファ→ソ、そしてソラドラで使います。ラ→シは普通のシフトで、シレシはピボットです。この弾き方のメリットは、ロー・ポジションだと4フレット分の幅に指が届かない僕みたいな人でも、無理に指を開いて弾いて疲れたりしないこと、そして、フレットのジャストの位置を押さえてクリアなトーンで演奏できることです。

ポイント③

右手はレイキングを使うといいでしょう。レイキングとは、複数の弦を同じ指で連続して弾くことです。   

僕は、上行するときは、ドミドのミド、レファレのファレ、ファラファのラファ、ソシソのシソ、の4箇所でレイキングしてます。下行するときも4回出てきます。

ポイント④

あまり考えなくても指が動くようになったら、ドミド、レファレと歌いながら弾きます。単なる指のメカニカルなトレーニングとしてやるんじゃなくて、もっとメロディックに演奏した方がいいです。音楽なので。

スケール練なんてただの基礎練、と思わずに、こんなふうに取り組むことで、フィジカル面が鍛えられるだけじゃなくて、たとえばフレーズ作りの引き出しも増えていきます。ぜひ音楽的に、意識的に練習してください。

というわけで、動画が役に立ったなら、いいね・シェア・コメント、SNSのフォロー、よろしくお願いします。石村順でした!

◎Profile
いしむらじゅん●元LOVE CIRCUS、元NEW PONTA BOX。日食なつこ、ポルノグラフィティ、東京エスムジカ、K、JUJU、すみれ、大江千里、松山千春、宇崎竜童、石川ひとみ、種ともこ、近藤房之助、豊永利行、Machico、紘毅、城南海、西田あい、つるの剛士、SUIKA、Le Velvets、葡萄畑など、多数のライヴや録音に参加している。ロングセラー『ベーシストのリズム感向上メカニズム グルーヴを鍛える10のコンセプトとトレーニング』の著者。Aloha Bass Coachingではベース・レッスンのほか全楽器対象のリズム・レッスンを行なっている。

◎Information
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