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アイバニーズの革新的マルチスケール器“BTB805MS-FNL”【新製品レビュー】
- Photo:Masao Sekigawa
- Text:Makoto Kawabe
編集部注目の新製品をご紹介する「NEW PRODUCTS REVIEW」。
今回レビューするのはこちら!
New Products Review:
Ibanez/BTB805MS-FNL
ブティックの品格漂う革新的マルチスケール・モデル


POINT
BTBシリーズの新作はポプラ・バール・トップの美しい杢目が際立つ明るいナチュラル・ロー・グロス仕上げで、37~35インチのマルチ・スケール・ベース。メイプル/ウォルナットの5ピース材がボディ・エンドまで貫通するグラファイト・ロッド入りのスルー・ネック構造や各弦独立ブリッジなど、こだわりのスペックが満載だ。
REVIEW
1999年に登場したBTBシリーズは、“Boutique Bass”の名にふさわしいデザインとトーンを体現すべく、深いカッタウェイ形状やスルー・ネック構造、厳選したマテリアル、各弦独立のモノレール・ブリッジなどといった独創的な共通スペックで、今やIbanezを代表するシリーズのひとつとなっている。
新たにリリースされた本器は個性的なラインナップを誇るIbanez Bass Workshopのモデルだけあって、BTBシリーズのなかでもかなり突き抜けた楽器という印象だ。
ネックは5弦側が37インチ、1弦側が35インチとエクストラ・ロングのマルチ・スケールを採用しており、ロー・ポジションはかなり遠く感じるかと思いきや、手にしてみると思いのほか違和感は少ない。
独特な形状のネック・シェイプや両端が丁寧に仕上げられたミディアム・サイズのステンレス・フレットの効果もあって、スムーズにフィンガリングできる。
電気系統はシングルコイル2個を組み合わせたオリジナルのT1ハムバッキング・ピックアップ2基と、3ポイントのミドル中心周波数が選べる3バンドEQプリアンプが搭載され、アクティヴ/パッシヴ切替も選択できるなど、幅広い音色バリエーションを誇る。
とはいえ、その音色は一貫してトラディショナル系の楽器とは対極にあるモダンな質感で、ワイドレンジながらも各音域が散らずにひとつの塊となってスムーズに伸びる印象。各部分のマテリアルやハードウェアのチョイスだけでなく、デザインも含めたすべてのスペックが音色に結実していると実感できるだろう。
Ibanez/BTB805MS-FNL
【スペック】
●ボディ:ポプラ・バール(トップ)、オクメ/アッシュ(ウイング)
●ネック:メイプル/ウォルナット(5ピース)
●指板:パンガパンガ
●スケール:37〜35インチ
●フレット数:24
●ピックアップ:T1ピックアップ×2
●コントロール:ヴォリューム、バランサー、ベース、ミッド、トレブル(兼パッシヴ・トーン)、アクティヴ/パッシヴ切り替えスイッチ、3ウェイ・ミッド・フリケンシー・スイッチ
●ブリッジ:MR5S
●カラー:フロリド・ナチュラル・ローグロス(写真)、トランスペアレント・グレー・フラット
【価格】
242,000円(税金)
【問い合わせ】
星野楽器販売 ☎0561-65-5600 https://www.ibanez.com/jp/
※本記事はベース・マガジン2026年8月号の「New Products Review」から転載したものです。
※価格は本誌掲載時のものです。

