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Markbass 58Rシリーズ × 山内あいな(SILENT SIREN)

  • Photo:Hiroki Obara
  • Equipments Explanation:Makoto Kawabe

Total Impression

“こんな機能があったら良いのにな”って部分を見事に再現してくれている

Markbassはもう7年くらい愛用しているのですが、今回の58Rシリーズでブランドの進化を感じました。まずLittle Mark 58Rは、愛用しているLittle Mark Ninjaと良い意味で似ていて、馴染みのある音作りができたけど、音作りの幅が的確に拡張されている。Little Marcus 58Rは個性を生かせば自分の音の可能性を飛躍させてくれます。両モデルには“BI-BAND LIMITER”が搭載されていて、デフォルトで解像度の高い聴きやすい音になっているのですが、こういった目に見えないこだわりもブランドの魅力だと思います。筐体が樹脂素材になったことで軽量化されていて、“軽さ”へのこだわりも改めて実感しました。

コンボは新鮮でしたけど、これだけスマートで軽量なのに音はちゃんとMarkbassなので、今後使う機会を模索したいです。キャビネットはPUREシリーズの高音の抜けが良くて、ツィーターの効果も素晴らしい。私はヘッドでロー・カットして、ミドルとハイを上げがちなので、ツィーターを有効活用できそうです。ほかの口径のキャビネットも試してみたいと思いました。

58Rシリーズからは、今までのMarkbassとしての魅力とともに、斬新さを感じました。“こんな機能があったら良いのにな”って部分を見事に再現してくれていると思ったし、このスマートかつモダンなサウンドは唯一無二だと思います。

◎Profile
やまうち・あいな●1988年7月3日生まれ、神奈川県出身。愛称は“あいにゃん”。SILENT SIRENは2012年にメジャー・デビュー。以降、ファン層を広げ続け、結成10周年を迎えた2020年には7thアルバム『mix10th』をリリースしている。メンバー脱退にともない2021年10月より活動を休止するも、2023年の“COUNTDOWN JAPAN 23/24”より、すぅ(vo,g) 、ゆかるん(k)、あいにゃんの3名で活動を再開している。あいにゃんは抽象画の個展や、絵本作家としても活動するなど、多彩な才能を発揮している。

◎Information
SILENT SIREN:Official HP X Instagram 
山内あいな:X Instagram

Maker’s Voice

Markbass社代表のマルコ・デ・ヴァージリス氏にまずは58Rシリーズに込められたコンセプトなどを語ってもらった。

すべてのプレイヤーが望むサウンドとクオリティを付与することができた。

58RシリーズはMarkbass史上最大の表現力を持つアンプで、私たちのデザイン哲学を具現化した製品です。このシリーズがアイディアとして浮かんだときから、市場において新しさを持ったものを追い求め、誠心誠意を尽くしたこのシリーズは多くのベーシストに支持され、さまざまなモデルを開発することができました。どんな製品でも“Markbassらしいトーンを生み出すこと”に注力し、我々が追い求める理想のベース・トーンを再現しています。このシリーズでは従来からパワーアンプとプリアンプを改良し、技術の革新と優れたコンポーネントを使用することでさらなる信頼性を持たせ、すべてのプレイヤーが望むサウンドとクオリティを付与することができました。

Little Mark 58Rは多彩なトーンを求めるベーシストを満足させるためトーン・セレクターを搭載し、自在にトーンを切り替えることができます。このヘッドを使って自分のトーンを見つけられないベーシストはいないでしょう。ぜひ我々の新たな革新を体感してください。