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最新モデルで紐解くファンド・フレットの魅力 feat.YU-KI(NOISEMAKER)

  • Photo:Hiroki Obara
  • Equipments Explanation/Movie&Sound Engineer:Makoto Kawabe

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Ibanez
EHB1265MS-NML

独自デザインの次世代型ヘッドレス・ベース

Front
Back

【Specifications】●ボディ:ウォルナット(トップ)、アッシュ(バック)●ネック:パンガパンガ/ウォルナット(9ピース)●指板:パンガパンガ●スケール:G弦33インチ〜B弦35インチ●フレット数:24●ピックアップ:バルトリーニBH2×2●プリアンプ:オリジナルVari-mid 3-band EQ●コントロール:ヴォリューム、バランサー、トレブル/ベース(2連2軸)、ミドル/ミドル・フリケンシー(2連2軸)、EQバイパス・スイッチ●ペグ:カスタム・ヘッドピース●ブリッジ:MR5HS●価格:¥197,450

 アイバニーズBassWorkshopによって作り出された、人間工学に基づく新しいヘッドレス・ベース、“EHB”シリーズの2022年モデルで、ネックはグラファイト・ロッドを仕込んだパンガパンガとウォルナットによる贅沢な9ピース構造、指板はパンガパンガ、ボディはウォルナット・トップのアッシュ・バックというマテリアルで構成されている。同シリーズのために開発されたモノレール・ブリッジMR5HSのほか、ピックアップはバルトリーニ製BH2を搭載、ミドル周波数可変のアクティヴ4バンドEQは、キャンセルしてパッシヴでも使用可能だ。
 EHBシリーズには4弦モデルも存在するが、マルチ・スケールは5弦、6弦モデルのみのラインナップで、5弦の試奏器は弦間ピッチ18mm、中心は7フレット付近、フレット数24、スケールは33〜35インチの設計だ。

ピックアップはバルトリーニBH2を2基搭載。2基間に取り付け可能なフィンガー・レストが付属し、指弾き時の演奏性向上に役立つ。
ネックはパンガパンガとウォルナットを9ピースでラミネートした強靭な仕様で、本シリーズ用に開発されたヘッド・ピースは非常に軽量。
ブリッジのMR5HSはヘッドレス専用の同社オリジナル。サドルは左右1.5mmずつ可動でき、弦間ピッチを範囲内で任意に設定できる。ジャックにはロック固定式のノイトリック製ロッキング・ジャックが採用されている。

R&Bみたいなサウンドにもマッチングする音。

 ヘッドレスのベースは初めて触りましたけど、軽いですね。ブリッジ側のチューニングもやりやすいです。独特なボディ・シェイプですけど、体にフィットして、弾いていて全然疲れません。アイバニーズはHYDEさんのサポートの現場でSRを使っていますが、やっぱり共通でアイバニーズの音がするというか、好みな音です。ピッチ感もいいし、ミドルの周波数を切り替えるフリケンシーの効きが良くて、可変帯域の広さにもびっくり。パッシヴでも温かみのある音になりますよ。ロックはもちろん、ファンクとかR&Bみたいなサウンドにもマッチングする音だと思います。

製品に関するお問い合わせは、星野楽器販売(☎︎ 0561-89-6900)まで。
https://www.ibanez.com/jp/

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