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最新モデルで紐解くファンド・フレットの魅力 feat.YU-KI(NOISEMAKER)

  • Photo:Hiroki Obara
  • Equipments Explanation/Movie&Sound Engineer:Makoto Kawabe

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Schecter Guitar Research
STILETTO STUDIO 5 FF

渋めのルックスに秘めたラウドさとパワー

Front
Back

【Specifications】●ボディ:ブビンガ(トップ)、マホガニー(バック)●ネック:メイプル/ウォルナット(5ピース)●指板:ローズウッド●スケール:G弦34インチ〜B弦36インチ●フレット数:24●ピックアップ:EMG 40HZ×2●プリアンプ:EMGアクティヴ3バンドEQ●コントロール:ヴォリューム、バランサー、トレブル、ミドル、ベース●ペグ:オリジナル●ブリッジ:S-Tek●価格:¥165,000(2022年8月以降、価格変更予定)

 コスト・パフォーマンスに優れた同社のダイアモンド・シリーズにラインナップするモデルで、杢目や木材本来の色合いを生かしたマットなフィニッシュが印象深い。ローズウッド指板で、メイプルとウォルナットによる多層ネックをブビンガ・トップのマホガニーでサンドしたスルーネック構造だ。24X-ジャンボ・フレット、各弦独立型ブリッジS-Tekなどを採用しているほか、EMG製のパッシヴ・ハムバッカー・ピックアップ40HZを2基搭載するほか、同じくEMG製の18Vアクティヴ3バンドEQプリアンプで多彩な音作りを可能にしている。
 “STILETTO”には4、5、6弦と複弦の8弦モデルがラインナップされるが、ファンド・フレットは4弦と5弦のみ。本モデルは中心が12フレットでフレット数は24、スケールは34〜36インチの設定だ。

コントロールはマスター・ヴォリューム、バランサー、3バンドEQを搭載しており、一本で多彩なサウンドメイクが可能だ。
ペグはチューニングの精度に定評のある、オリジナル製のものを採用している。角度付きのヘッドを採用していることもあって、ナット裏にはボリュートが設置されている。
メイプルとウォルナットが5ピースでラミネートされた安定感のあるネックは、スルーネックで取り付けられており、ハイ・ポジションでの演奏性に貢献している。

指弾きの太く丸い感じを的確に表現してくれる。

 EMGのピックアップとボディのマホガニー材の相性もあってか、温かみのある太いサウンドですね。加えて、暴れすぎない大人な音って感じで、指弾きの太く丸い感じを的確に表現してくれます。ゴーストノートのニュアンスもすごく気持ちいいですよ。バラードの曲とかにもマッチしそうですね。スルーネックということもあって音に伸びがあって、豊かなサステインを出してくれます。24フレットありますけど、ハイ・ポジションでの演奏性も良くてソロを弾きたくなりますね。コントロールもシンプルなので、直感的に音作りができると思います。

製品に関するお問い合わせは、シェクター・コーポレーション(☎︎ 049-293-8651)まで
https://schecter.co.jp/

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