Darkglass Electronics
ADAM

【Specifications】
●コントロール:コンプレッション、ドライブ、キャラクター、ブレンド、レベル、フットスイッチ×3、グラウンド/リフト・スイッチ、ヘッドフォン・ヴォリューム、タッチ・センシティブ・スライダー×5●入出力端子:インプット、アウトプット、ダイレクト・アウトプット、AUXイン、ヘッドフォン、バランスド・アウトプット×2、MIDIイン、USB●電源:9Vアダプター●外形寸法:180(W)×120(D)×60(H)mm●重量:700g●価格:オープンプライス(市場実勢価格68,200円)

 ラウド系に最適化されたペダルで頭角を現わしたブランドが、ジェントの代表的バンド、ペリフェリーの元ベーシスト、アダム・“ノリー”・ゲットグッドと共同開発したプログラマブル・プリアンプ。コンプやドライブ、ドライ音とのバランスなどを調節する5つのノブと、タッチ・センシティブ・スライダーによる6バンドEQ、ロータリー・エンコーダーを兼ねた3つのフットスイッチで作成した音色は本体内に加え、コンピューターに保存しての管理も可能。加えてノリーが作成したIR(インパルス・レスポンス)のほかチューナー、DIも内蔵し、USBオーディオ・インターフェイスとしても使用できる、機能満載の1台だ。

背面にはDarkglass Suiteデスクトップ・アプリと接続しアップデートやIRの入れ替えができるほか、オーディオ・インターフェイスとしても使用可能なUSB端子を装備。

Info:キョーリツコーポレーション(✉️support@kyoritsu-group.co.jp)
https://kcmusic.jp/darkglass

▼ Igo’s Impression ▼

良い意味でプラグインっぽい印象ですね

 歪みやコンプの基本的な質感が、良い意味でプラグインっぽい印象ですね。回路が内部でクリーンとオーバードライブの2系統に分かれていて、最後にそれらをブレンドできるということで、ノリーみたいなサウンドが欲しいという人に最適なのはもちろんですが、もともとクリーンの回路で出したい音が決まっていて、そのうえに歪みを乗っける使い方もできると思います。プレイヤーによっていろいろな使い方ができるでしょうね。IRは僕自身でも作っていたことがありますが、IRってけっこう音が硬くなりがちなんですよ。でも、ノリーのIRにはそれがあまり感じられなくて優秀だと思うし、ミッドにもっとガッツのあるアンプが使いたい場合は、サードパーティ製のIRを入れれば、また違うペダルに化けるという、奥の深さがありますね。