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    NEK!のKanadeに初インタビュー【BADASS ROOKIE〜BMイチ押しのNEWCOMER】

    • Questions:Shutaro Tsujimoto (Bass Magazine Web)
    • Photo:ごろ(@___sunny56__)

    “マジでイカす新人=BADASS ROOKIE”を紹介する本企画。編集部イチ押しの新世代ベーシストとして今回登場するのは、4人組ガールズバンド“NEK!”のベーシスト、Kanade。

    2024年2月に結成されたNEK!(読み方:ネキ)は、Hika(vo,g)、Natsu(g)、Kanade(b)、Cocoro(d)からなる“スラングロックバンド”。SNSを中心に音楽を発信してきた4人が集まり、ネットスラングを散りばめた歌詞と、メンバーそれぞれの個性がぶつかり合うテクニカルな演奏を武器に活動を展開してきた。2026年6月には「FLiCK」でポニーキャニオンからメジャー・デビューを果たし、9月2日にはメジャー1st EP『B!NARY』をリリース。結成から約2年半で、その勢いをさらに加速させている。

    今回はそんなNEK!のベーシスト、Kanadeにメール・インタビューを実施。ベースを始めたきっかけやプレイスタイルのルーツ、NEK!でのベース・ライン作り、愛器や最新作『B!NARY』に至るまで、語ってもらった。

    NEK! アーティスト写真
    NEK!

    FチョッパーKOGAさんのスラップ・ベースに影響され、今のプレイスタイルになりました

    中学1年生から弾いてます。父がベーシストなので昔からベースには馴染みがあった中、父からX JAPANさんを教えてもらい、“私もTAIJIさんの弾くベースをやりたい!”と思い、父のベースを借りました!

    小学生1年生の頃に『太鼓の達人』にハマったのがきっかけでボカロを知って、当時ニンテンドー3DSのYouTubeでよく聴いてました。

    もともとアニメが好きだったのでアニソンばかり聴いていましたが、12歳くらいの頃に父から“パパが若い頃に好きだったバンドだよ”と、X JAPANさんやLUNA SEAさんなどの90年代のバンドを聴かせてもらい、ベースを始めたことでさらに音楽に沼っていきました。

    Kanade ライヴ写真
    Kanade

    YouTubeで動画を観て、練習していました。スラップのやり方や練習フレーズなど、たくさんの方の動画を参考にしました!

    ベースを始めたその年にGacharic Spinさんに出会い、FチョッパーKOGAさんのスラップ・ベースに影響され、今のプレイスタイルになりました。ステージングもとても影響されています!

    Gacharic Spinさんに出会ったのが1番のきっかけでしたが、ほかにはボカロ曲でもスラップを多用したベースのかっこいい楽曲が多かったので、“好きな曲を弾きたい!”という思い一心でスラップの練習を始めました。

    高校生の頃にSNSで“弾いてみた”活動を始めたり、バンドのオーディションに参加してみたりして、“いつかガールズバンドができたらな……”と思っていたところに、ヴォーカルのHikaちゃんにXのDMで声をかけていただきました。

    SNSで集まりバンド名も、“アネキ”というネットスラングから来ているので、“スラングロック”を掲げて音楽を作っています。歌詞にもネットスラングがたくさん散りばめられています!

    プレイ面だとメンバーの個性がぶつかり合うような、テクニカルなフレーズをそれぞれ入れていて、歌詞だけでなく演奏にも“おっ!”と思わせるようなポイントをたくさん入れてます。

    Kanade ライヴ写真
    Photo : K(@__kpwcam)

    それぞれがフレーズを持ち寄って、スタジオでセッションするところから始まります!

    ある程度雰囲気が固まったところで作家さんにお渡しし、ブラッシュアップしてもらっているので、メンバーと作家さんの共同作品です。

    “手数を入れる”ということも、“おっ!”と思ってもらうために意識していることですが、それ以上に耳に残る、リフのようなフレーズ作りを意識しています。

    あとはけっこう動くベース・ラインが好きなので、口ずさめるベース・ラインを意識して作っています。

    感情のままにステージに立つことです。“楽しい!”と思ったらその楽しさが伝わるように、そしてその私の姿を見て、ファンの方が笑顔になってもらえるように。泣きたいと思ったら泣く。一番素の私を届けられるようにしてます。

    FUJIGENのJMJ-52のあずきメタリックカラーを使っています。中学の卒業祝いで家族に買ってもらい、以前までは父のベースをずっと借りていたので、初めての自分のベースです。

    造りが頑丈で音もパワフルで、何よりこの絶妙なボディのカラーがとても好きで、“あずきちゃん”という愛称で呼んでます!

    KanadeのFUJIGEN / JMJ-52
    FUJIGEN / JMJ-52

    レコーディングだとムーンの4弦ジャズ・ベースもよく使います。20年くらい前のモデルで、知り合いに譲ってもらいました。よく音が良いと褒められる自慢の1本です!

    家の練習では、以前制作いただいたFutraさんのカスタム・モデルを使ってます。

    コルグのバッファー・チューナーや、MAD PROFESSORのNew Forest Green Compressor(コンプレッサー)、MXRのM80 Bass D.I.(プリアンプ)、ダークグラスの歪みをつないでいます。

    アンプは、レコーディングだとアンペグのSVT-CL(アンプ・ヘッド)を使っています。

    ダークグラスのMicrotubes B1K(ディストーション)です。手に入れてからのレコーディングでは毎回かけていますし、ライヴでも大活躍してくれてます。ダークグラスが大好きなので、B7Kもボードに組み込んでいます。

    私にとっての名刺のような作品になったと思ってます。今の自分が出来ることを詰め込んでいて、NEK!らしさと同時に私らしさがとても出ました!

    とても迷いましたが、「MAGiC VoX」を推します! Aメロのスラップは現状NEK!最速のフレーズです! スラップがとても効いている楽曲ですが、サビのウォーキング・ベースにも注目していただきたいです。

    音だけ聴いたら“女の子とは思えない!”をずっと目標にしているので、今後も強い音を追求し続けていきたいです。そしてさらにベースの華を広めていけるベーシストになれたらと思います!

    Kanade ライヴ写真

    MY ROOTS ALBUMS

    Kanadeに、自身のルーツとなった3作品を挙げてもらった。

    『BLUE BLOOD』(1989年)
    X JAPAN

    私がベースを始めたきっかけとなった1枚です。特に「BLUE BLOOD」のギター・ソロ中に一瞬前に出てくるフレーズに惚れました! ほかにも「XCLAMATION」で初めてスラップに出会ったり、私にベースを教えてくれた作品です。

    ガチャっとベスト〈2010-2014〉』(2014年)
    Gacharic Spin

    スラップの練習を初めてから、Gacharic Spinさんの曲をたくさんコピーしていて、このアルバムからは4曲コピーしました。今でも元気をもらいたいときによくこのアルバムを聴きます!

    『AWAKENING FROM ABYSS』(2017年)
    LOVEBITES

    ピック弾きとスラップしかほとんど練習していなかったのですが、メタルが好きになり“指弾きがうまくなりたい!”と思い、コピーをしました。アルバムを通して好きな曲もたくさん入っているので、今聴いてもアガります!

    Information

    <リリース情報>
    NEK! Major 1st EP『B!NARY』発売中
    CDのご購入はこちら:https://lnk.to/NEKI_BINARY_CDPR
    配信はこちら:https://lnk.to/NEKI_BINARYPR
    特設サイトURL:https://neki10010010.ponycanyon.co.jp

    <ライヴ情報>
    『NEK! MAJOR DEBUT TOUR』開催中
    2026年9月23日(水・祝)@東京・duo MUSIC EXCHANGE
    開場 16:15 / 開演 17:00

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