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フリートウッド・マック「Dreams」的グルーヴを感じるベイビー・ローズ新曲【鳥居真道の“新譜とリズムのはなし”】
- 文:鳥居真道(トリプルファイヤー)
- イラスト:山本蛸
連載「新譜とリズムのはなし」では、トリプルファイヤーの鳥居真道が、世界中のニューリリースのなかからリズムや低音が際立つ楽曲を毎週セレクト。その魅力を独自の視点で読み解きます。
▼今週紹介するのはこちらの楽曲▼
Baby Rose – But, Nvm
ベイビー・ローズはワシントンD.C.生まれ、ノースカロライナ州ファイエットビル育ちのシンガーソングライターです。今年日本でも公開されたセリーヌ・ソン監督の映画『マテリアリスト 結婚の条件』では、劇中でウェディング・シンガー役としてカメオ出演し、サウンドトラックにはヴェルヴェット・アンダーグラウンド・アンド・ニコのカバー「I’ll Be Your Mirror」と、スタンダードのカバー「That’s All」を提供しています。
「But, Nvm」は、7月10日に〈Secretly Canadian〉からリリースされた3作目『YEARNALISM』の収録曲です。“Nvm”は“Never Mind”を意味しています。フリートウッド・マックの「Dreams」的なヴァイブを感じるグルーヴです。ドラムのフィルがそっくりなので、意図的なものだと思われます。
ベースのフレーズは、ルートをアンカーとし、装飾音で遊ぶかのような作りになっています。タイム感に懐の深さを感じます。ベースを弾いているのは、作曲とプロデュースに関わったジョー・ハリソンJoe Harrisonです。
◎Profile
鳥居真道(とりい・まさみち)●1987年生まれ。 “高田馬場のジョイ・ディヴィジョン”、“だらしない54-71”などの異名を持つ4人組ロック・バンド、トリプルファイヤーのギタリスト。現在までに5枚のオリジナル・アルバムを発表しており、鳥居は多くの楽曲の作曲も手掛ける。バンドでの活動に加え、他アーティストのレコーディングやライヴへの参加および楽曲提供、音楽関係の文筆業、選曲家としての活動も行なっている。最新作は、2024年夏に7年ぶりにリリースしたアルバム『EXTRA』。また2021年から2024年にかけて、本誌連載『全米ヒットの低音事情』を担当。2024年12月からはベース・マガジンWEBで連載『鳥居真道の“新譜とリズムのはなし”』を執筆している。
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