NOTES
ディアンジェロ、ジョン・メイヤー・トリオ、ザ・フー、ナイン・インチ・ネイルズ、ゲイリー・ニューマン、ジェフ・ベック、アデル――。時代もジャンルも異なる名だたるアーティストの音楽に、その低音を刻んできたピノ・パラディーノ。
2026年3月、ピノはブレイク・ミルズ(g)、サム・ゲンデル(sax)、クリス・デイヴ(d)とのカルテットでブルーノート東京公演を行なった。会場には多くのプロ・ミュージシャンの姿も。なぜ、ベーシストたちはピノの演奏に惹かれるのか。今回の公演を目撃したベーシストたちを中心に、ピノの魅力と好きな名演をQ&A形式で聞いた。
07:細野悠太(Chappo、CHO CO PA CO CHO CO QUIN QUIN)が語る、ピノ・パラディーノの“すごみ”と名演

Q1:ピノの“ここがすごい”と感じる点を教えてください。
繰り返しても、くどくならないベース・ラインを生み出すのがうまいなと思います。ベーシストならけっこう連続で同じフレーズを弾くことって多いと思うんですけど、ピノはどれを聴いてもそこにくどさがないんですね。繰り返しているなかでちょっとした変化をつけるのもうまい。地味にみんなが得たい能力じゃないですかね。
Q2:好きなピノの参加作品を教えてください。
・ピノ・パラディーノ & ブレイク・ミルズ
「Ekuté」(『Notes With Attachments』収録/2021年)
上で言ったことと重なるのですが、この曲はリフがレイヤーしていく構造になっていて、わりと序盤に出てくるピノのベース・リフは曲中7割くらい弾き続けていて、そのうえで飽きがこない最高のリフだと思います。