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    低音に艶を加える、PJBの高品位プリアンプ/ブースター“PE-2 BOOSTEROOSTER”【新製品レビュー】

    • Photo:Masao Sekigawa
    • Text:Makoto Kawabe

    編集部注目の新製品をご紹介する「NEW PRODUCTS REVIEW」。

    今回レビューするのはこちら!

    低音をワンランク上に引き上げる
    ハイエンド・ブースター/プリアンプ

    POINT

    独立したGAINとLEVELに、±12dBの2バンドEQを装備したコンパクトなプリアンプ/ブースター。ゲイン幅は-6dB~+18dBで、楽器本来の魅力を維持したまま必要なゲインと音色補正を可能にする。

    また入力インピーダンスを2段階で変更可能な切替スイッチも備え、使用楽器や目的に応じた入力特性を選択可能だ。

    MG(2MΩ)/PZ(4.7MΩ)で入力インピーダンスを切り替えるスイッチ。インピーダンスを適正に選択することで低ノイズかつ適切な音色で伝達することが可能になる。マグネティックよりも出力インピーダンスの高いコントラバス用のピエゾ・ピックアップなどを使用する際に重宝するはずだ。
    コンパクトな筐体の上部側面に位置するDC入力端子。電源はセンターマイナスのDCアダプターのみ使用可能で、“DC 9V”の表記があるが、9V~18Vに対応する。繊細な音色変化をコントロールできるアイテムだけに異なるDC電圧を試してニュアンスの違いを追求するのも良いだろう。

    REVIEW

    PJBのプリアンプは5バンドEQのPE-5WBがラインナップされているので、PE-2はコンパクトさとブースターの機能に重きを置いた製品と言えるだろうか。いずれにしてもPJBのプリアンプは一貫して楽器本来の音色を損なわずに必要なゲインと音色補正を実現するアイテムであり、PE-2も同様の印象であった。

    パッシヴ・ベースの場合は通すだけで良質のバッファー・アンプを通したかのようなトリートメント感が加わり、音色をまとめやすくなる傾向があるように思う。クリーン・ブースターなのでGAINを上げても明確には歪まないが、ニュアンスはわずかに、かつ確実に変化する。言葉では説明しづらいが、GAINを上げるほどに艶感が増す印象。端的に倍音が増えるとも表現できるだろう。

    MG/PZの切替スイッチについては、パッシヴ・ベースでは変化を感じづらかったが、コントラバス用のピエゾ・ピックアップなどを使用する際は威力を発揮するはずだ。2バンドEQはTREBLEが6kHz、BASSが60Hzをそれぞれ±12dBとのことで、パッシヴ・ベースの場合は上下ともかなり深い帯域コントロールとなるため、人によってはブースト/カットの効果が薄いと感じるかもしれない。

    とはいえ実際は確実に効いており、大音量のロック系アンサンブルから小編成の繊細なアコースティック系アンサンブルまで、特に“現場”にて重宝するアイテムとなるだろう。

    総じて音色を劇的にわかりやすく変化させるアイテムではないが、必要な人にとっては音色を作るうえで欠かすことのできないアイテムになることは間違いない。

    PHIL JONES BASS/PE-2 BOOSTEROOSTER

    【スペック】
    ●コントロール:トレブル、ベース、レベル、ゲイン、ピエゾ/マグネット・スイッチ、オン/オフ・スイッチ
    ●入出力端子:インプット、アウトプット
    ●電源:9Vアダプター
    ●外形寸法:60(W)×112(D)×52.5(H)mm
    ●重量:209g

    【価格】
    24,200円(税込)

    【問い合わせ】
    JESインターナショナル ☎0561-72-9801 https://pjbjapan.com/


    ※本記事はベース・マガジン2026年8月号の「New Products Review」から転載したものです。
    ※価格は本誌掲載時のものです。

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