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レガートで滑らかに這う、艶めかしい低音。Tank and the Bangas「Move ft. Lucky Daye」【鳥居真道の“新譜とリズム”のはなし】
- Text : Masamichi Torii
- Illustration : Tako Yamamoto
トリプルファイヤーの鳥居真道が、世界中のニューリリースのなかからリズムや低音が際立つ楽曲をセレクトし、その魅力を独自の視点で分析する連載「新譜とリズムのはなし」。
今回は、“アメリカ最高のライヴ・バンド”とも称されるTank and the Bangasの最新作『The Last Balloon』に収録された、2度のグラミー受賞歴を持つR&Bシンガー、Lucky Dayeをフィーチャーした楽曲「Move」のリズムと低音に注目します。
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Tank and the Bangas – Move ft. Lucky Daye
ニューオーリンズ出身のバンド、Tank and the Bangasの最新作『The Last Balloon』からの一曲です。Tank and the Bangas、ライヴでフロアを湧かせることを信条とし、R&B、ヒップホップ、ソウル、ファンク、ロックといったジャンルを横断する音楽スタイルで知られるバンドです。
今回取り上げる「Move」は、ソウルの艶めかしさ、R&Bの滑らかさ、ラテンの熱っぽさ、アフロ・ビートの躍動感、ヒップホップのわちゃわちゃ感がまぜこぜにしたパーティーチューンとなっています。R&BシンガーのLucky Dayeが客演を果たしています。
ヘビのように滑らかに這い回るベースは、Rob Deboseというベーシストが演奏しています。人物の詳細についてはわかりませんでした。いずれにせよ、レガートのフレーズが「Move」に肉感と艶めかしさを与えていると言って差し支えないでしょう。大人な味わいのベース・プレイです。
◎Profile
とりい・まさみち●1987年生まれ。 “高田馬場のジョイ・ディヴィジョン”、“だらしない54-71”などの異名を持つ4人組ロック・バンド、トリプルファイヤーのギタリスト。現在までに5枚のオリジナル・アルバムを発表しており、鳥居は多くの楽曲の作曲も手掛ける。バンドでの活動に加え、他アーティストのレコーディングやライヴへの参加および楽曲提供、音楽関係の文筆業、選曲家としての活動も行なっている。最新作は、2024年夏に7年ぶりにリリースしたアルバム『EXTRA』。また2021年から2024年にかけて、本誌の連載『全米ヒットの低音事情』の執筆を担当していた。
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