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    マナミオーガキ(Nikoん)に初インタビュー【BADASS ROOKIE〜BMイチ押しのNEWCOMER】

    • 質問作成:辻本秀太郎(ベース・マガジンWEB)
    • 撮影:稲垣ルリコ

    “マジでイカす新人=BADASS ROOKIE”を紹介する本企画。編集部イチ押しの新世代ベーシストとして今回登場するのは、2ピースバンド“Nikoん”のベース・ヴォーカリスト、マナミオーガキ。

    2023年の結成以降、CD限定リリースや47都道府県ツアーなど独自のスタイルで話題を呼ぶNikoん。「FUJI ROCK FESTIVAL’24」ROOKIE A GO-GOへのステージ出演や「APPLE VINEGAR -Music Award-」特別賞受賞など怒涛の快進撃を続けるなか、昨年リリースされた2ndアルバム『fragile Report』ではオオスカ(vo,g)が主軸となって歌った1stアルバムから一転、彼女がメイン・ヴォーカルを担当。透明感のある歌声とタイトでうねるベースで、バンドの視点を鮮やかにスイッチしてみせた。

    本稿ではメール・インタビューを通して、そのルーツから現在地までを聞いた。

    左から、マナミオーガキ(vo,b)、オオスカ(vo,g)。
    撮影:シンマチダ

    バンドを始めるキッカケになったのはGO!GO!7188

     小学生~中学2年生くらいまでピアノを習っていました。中学高校の部活で吹奏楽部に入っていて、中学はバリトン・サックス、高校はトランペットを吹いていました。ベースは大学生からです。

     家族で車で出かける時に交代で好きな音楽をかけてみんなで聴いていたし、家族それぞれ趣味や習い事で楽器や歌もやっていたので家族の影響だと思っています。

     神々のゴライコーズのBa.のガッツと出会っていろんなことを教えてもらって学んだと思っています。Nikoんを始めてからはマンツーマンでレッスンもしてもらって、弦の張り方から細かいところまで解説して教えてもらいました。

     バンドを始めるキッカケになったのはGO!GO!7188で、ベースはもちろんアッコさんの影響です。有無を言わさずカッコ良かったから。最初にバンドを始めたときは特性もわからずにアッコさんが使っていたからという理由だけでサンダーバードを使ってました。

     ベースのおもしろさを教えてくれたのはさっきの質問でも挙げた神々のゴライコーズのBaのガッツと、バンドマンではないけどいつもリペアや改造をして貰っている工房pathの石川さん。

     ガッツからはベースを弾くことのおもしろさ、石川さんからはベースという楽器のおもしろさを教えてもらいました。ふたりと関わってベースという楽器をちゃんと弾けるようになりたいと思ったし、ベースという楽器のことをもっと知りたいと思うようになりました。ふたりに出会わなかったらベースはやめてたと思います。

     もともと自分は地元鹿児島時代からやっていた“ぷぷぷ”というバンドが解散したときに、今のマネージャーのアラヤに「自分がベースを弾かせてもらえそうなバンドがいたら紹介してほしい」と相談していて、同時期にメンバーを探していたオオスカの当時のバンドである“Teenager Kick Ass”を紹介してもらって加入しました。

    Teenager(Kick Ass)では作曲やアレンジにおいてメンバーとしてやり足りなさを感じていたこともあって、“もうちょっとやってみるか”ということでNikoんを結成しました。

     あんまり考えてないですけど、普通にいろんな興味を持ったジャンル感やアプローチをロックバンドの土台でやってみよう、みたいなことをやっていると思います。

     リフや歌と大まかなビートで素材のメモ書きくらいのデモを共有して、そこから各自のパートや展開をメンバーで話しながら作ります。スタジオでやる作業をDAW上でやってる感覚です。

     リズムや低音の広がりといった“役割”的な要素や、和音の聴かせ方として入れたい音階を、自分がやってみたかったアプローチと擦り合わせて入れます。フレーズがパッとしないときは鍵盤で作ることもあります。

     和音の聴かせ方を決める役割だと思っています。フレーズとノリ感はバンドっぽくないものを積極的に入れて良い、自由な持ち場だと思います。

     最近の課題として意識していることですが、全身で弾けるようになるために足に力を入れないようにしてみてます。

     ライヴをたくさんすると疲れてくるので不安になったり心配事を考えたり、好き嫌いを取り繕ったりする元気がどんどん削がれました。そのお陰で脱力した素直な心持ちで演奏をできるようになってきたし、音に対しての好き嫌いを自覚して自分の音作りにも自我が芽生えてきて前よりも機材への興味が湧いてきました。

    撮影:稲垣ルリコ

     Crews Maniac Sound / JB-Modern Passiveを使っています。サポート・ドラマーのひとりである有島コレスケさんがCrewsのJBタイプを持っていたので弾かせてもらったらとても良かったので、渋谷のフーチーズへ行って試奏して購入しました。

     Crews自体、自分が持っていないような締まった音のベースだったけど、購入したものはネックのバイディングのお陰なのか、ほかの個体より音がさらにタイトで気に入って購入しました。自分はタッチが弱いので細かいフレーズの粒立ちをベースが担ってくれています。

     そのほかには、ジャパン・ヴィンテージのGreco JBタイプ(貫禄のあるローを出してくれます)、G&LのSB-2(オモチャみたいなプリプリさとパワーのある音を出してくれるのでお茶目で可愛いです)を持っています。

    Crews Maniac Sound / JB-Modern Passive

    ベース・アンプ
    Hartke / HA3500(アンプ・ヘッド)
    BAG END / Q10BX-D(キャビネット)
    ORANGE / OBC115(キャビネット)

    エフェクター
    BOSS / TU-3W(チューナー)
    Limetone Audio / focus(コンプレッサー)
    CULT / Lux(オーバードライブ)
    Darkglass Electronics / Vintage Microtubes (オーバードライブ)
    OneControl / Hooker’s Green Bass Machine(オーバードライブ)
    Sound Frog / Berial(オーバードライブ)
    api / TranZformer LLX(EQ/プリアンプ)

     ハキハキ弾くようにしています。音作りだと存在感はベースらしくローで担保するようにしています。フレーズに関してはギターと同じルート音を取らずにニコイチで和音になる音階を使うこともあります。

     「ghost」:リフをピアノで作ったから気に入っています。

     「nai-わ」:ロックバンドとしてのNikoんの曲のなかではかなりポップスっぽくておもしろいから。

     いろんな演奏や機材のことを知って、聴いただけで自分の音・演奏とわかるように自我を育てたいです。

    Nikoん『fragile Report』
    CTCM-65135

    MY ROOTS ALBUMS

    マナミオーガキに、自身のルーツとなった3作品を挙げてもらった。

    『竜舌蘭』(2004年)
    GO!GO!7188

    バンドマンとして大いなる影響を受けたGO!GO!のアルバムのなかで一番コピーした曲が入ってます。

    Think,Lad&Lass』(2007年)
    Riddim Saunter

    ファンクっぽいリズムがおいしいフレーズ感はこのアルバムから得たと思っています。

    『Rage Against the Machine』(1992年)
    レイジ・アゲインスト・ザ・マシーン

    ベース・リフというものを知るには“まずはコレを聴け”と、あらゆる人から教えてもらって聴いたアルバムです。

    Information

    ●コンピレーション・アルバム『as it is / (not) as』がリリース!
    Nikoん、maximum10、ARAYAJAPANが全国津々浦々のバンドあるいはライヴハウスとの交流のなかで得たつながりを辿って結実したコンピレーションCDが7月8日(水)にリリース! 40組前後を収録予定。Nikoんも新曲で参加。

    ●リリース・イベントも開催!
    Nikoん × maximum10 × ARAYAJAPAN pre「リキッドルームで47~ぐんゆうかっぽ~」

    開催日時/会場:
    2026年8月3日(月)・4日(火
    OPEN 11:30 / START 12:00(予定)
    恵比寿 LIQUIDROOM(建物内に4ステージ予定)

    企画意図:
    群雄闊歩(造語):全国各地、想い想いの活動を行い、牙を研ぎ、機を窺っているたたかう者たちを
    全国各地から一堂に恵比寿に集める。それぞれのやり方、意地、意志、意識をその先に繋げる。

    チケット(一般発売中):
    https://eplus.jp/nikon/
    ・1日券:470円
    ・当日お渡しTシャツ付1日券:4700円
    ・2日通し券:900円
    ・当日お渡しTシャツ付2日通し券:5470円
    ※「当日お渡しTシャツ付2日通し券」に関しては、特別価格5,000円の手売りチケット有り

    『as it is / (not) as』
    2026年7月8日(水)
    品番:CTC1-65139~42
    2,000円(税込)
    Nikoん × maximum10 × ARAYAJAPAN pre
    「リキッドルームで47~ぐんゆうかっぽ~」

    Nikoん:HP X Instagram
    マナミオーガキ:HP X Instagram