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BM Web版! プロの宅録環境 feat.わかざえもん

  • Interview:Takahisa Kondoh
  • Photo:Taichi Nishimaki(portrait)、Akihiro Hamada(equipment)

Darkglass Electronicsは電気ストーブ、Pike Amplificationはおばあちゃんちの石油ストーブ(笑)

 エフェクター・ボードのなかのペダルのなかで音作りの要となるのは、Shin’s MusicのBASS MASTER CUSTOM(プリアンプ)とPike AmplificationのVULCAN XL BASS PREAMP(プリアンプ)です。本当に大好きで、これらのサウンドだけでご飯3杯はいけますね(笑)。Darkglass Electronicsのアンプ・ヘッドも持っているんですけど、私的にはDarkglass Electronicsはアクティヴ感のある歪みの印象があって、わかりやすくて抜けの良いイメージのサウンドが欲しいときにDarkglass Electronicsを使うこともあります。一方、Pike Amplificationに関しては、サウンドが少し温かくて、ほっこりする歪みな気がします。イメージで言うと“Darkglass Electronicsは電気ストーブ、Pike Amplificationはおばあちゃんちの石油ストーブ”みたいな印象です(笑)。なので、私はShin’s Music BASS MASTER CUSTOMとVULCAN XL BASS PREAMP、あとはコンプレッサーのRoger Mayerの615 smoothは常時かけていて。曲によってRoger Mayerの615 smoothを切ったりしています。

 結局、完全にクリーンな音というよりは、常に少し歪みを足していますね。歪ませたほうがアンサンブルの混ざりが良いと思います。歪みといっても、多分皆さんがイメージされるような歪みではなくて、馴染ませるために歪ませているんです。あと、スティーヴ・ハリス(アイアン・メイデン)が好きだったんですけど、先ほども言ったように、ピッキングがバカみたいに強いんですよ。それもあって、Roger Mayer 615 smoothみたいなコンプレッサーは重宝しています。HX Stompは、EQなど音の仕上げで足りない部分を補ったり、現場に行って急に空間系やフィルター系が必要となった場合などに役に立ちますね。

【Equipments 2】

  • エフェクター ・ボード全景

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