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3ピース・バンドにおける実践度をさらに高めた、UNISON SQUARE GARDEN 田淵智也の新シグネイチャー・モデルが登場!

  • Interview & Text:Bass Magazine
  • Artist Photo:Viola Kam (V'z Twinkle) Equipments Photo:Takashi Hoshino

UNISON SQUARE GARDEN、THE KEBABSのメンバーとして活躍する田淵智也の新シグネイチャー・モデル“Tabuchi Mk-II (Transparent Akane/Black and Natural Head)”が、サゴニューマテリアルギターズよりリリースされた。

2014年に発売された前モデル“Sago Classic Style J4 -Tabuchi Custom-”より6年の歳月を経て新たに発表された本モデルは、前モデルを実際のライヴ活動のなかでブラッシュアップし、最新の田淵サウンドに必要なスペックが搭載されたこだわりの1本だ。

今回は田淵本人に加え、サゴニューマテリアルギターズ代表の高山賢氏にもインタビューを実施。本モデルに隠されたその実力を検証していこう。

Tabuchi Mk-II

鮮やかなカラーリングと、実践的スペックの詰まった一本

Front
Back

本機はアルダー・ボディにメイプル・ネック、指板には人工素材であるリッチライトが採用されており、ネック内部にはカーボン製のサポート・ロッドが埋め込まれているため、より剛性の高い安定したネックを実現している。

ピックアップにはノードストランド製Big Single4、コントロール構成はシングルコイルを2基搭載した場合に一般的な2ヴォリューム、1トーンではなく、田淵の激しいステージングが考慮されたうえで1ヴォリューム、1トーンという仕様が採用されており、シンプルで扱いやすい1本となっている。

また、前モデルのシースルー・ブラウンからはガラリと印象が塗り替えられた新色“Transparent Akane”、ブラックとナチュラルに塗り分けられた個性的な2トーン・ヘッド・トップといったルックス面についても、UNISON SQUARE GARDENのステージで圧倒的な存在感を放つ。メロディアスなベース・フレーズを武器にステージで暴れまわる田淵。本器はそのロック然としたスタイルにふさわしい1本といえるだろう。

ブラックとナチュラルに塗り分けられた個性的なヘッド。前モデルから引き続き、ペグはゴトー製GB528、ナットは38mm幅のブラス製のものが採用されている。当社の社名が記された独特なヘッド形状も個性的だ。
人工素材リッチライトが使用された指板。フレットには耐久性に優れたステンレス製のものを採用。ネック・サイドのポジション・マークは蓄光素材を使用したもので、多様な現場を想定した実践的な仕様となっている。
ネック内部にはカーボン製のサポート・ロッドが埋め込まれているため、剛性の高い安定したネックとなっている。同社のロゴがデザインされた4点止めのジョイント・プレートも印象的だ。

ピックアップはフロント/リアともにノードストランド製Big Single4 を搭載。シングルコイル特有の澄んだ音色を持ち、パッシヴながらもアグレッシブな音色が特徴だ。
コントロール・ノブは“常に1種類のミックス・サウンドしか出さない” という田淵のプレイ・スタイルを考慮し、1ヴォリューム、1トーンというシンプルな仕様となっている。プレートは本モデル専用にオリジナルで製作されている。
ブリッジはサドルに細かな溝の切られたスパイラル・タイプを搭載。出荷時の弦のゲージは.050-.115と太い弦が張られているのも特徴だ。

▼次ページでは田淵への独占インタビューを公開!▼