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【本誌2月号連動】BM厳選! 創成期オルタナ/グランジ入門名盤 “⑨選”
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パール・ジャム
『Ten』(1991年)
オルタナ/グランジ随一の玄人感
オルタナ/グランジの枠を超え、米国の国民的バンドへと成長することになる5人組のデビュー盤。ベーシストのジェフ・アメンは、本バンド以前にグリーン・リヴァー、マザー・ラヴ・ボーンといった、シーンの基盤を作ったバンドでキャリアを積み上げており、その意味ではまったくの新人ではなかったし、当時のシーンの他ベーシストよりも玄人感があった。それは、代表曲のひとつ⑥などでの12弦ベース、⑦でのフレットレスの使用といった機材面にも表われている。バンドの音楽性も、他バンドに比べて80年代アンダーグラウンドの影響というよりは70年代のクラシック・ロックを彷彿させ、ウネるリフをはじめとしたグルーヴィさが特徴だ。(中村健吾)
◎リリース時のバンド・メンバー
【ジェフ・アメン(b)】エディ・ヴェダー(vo)、マイク・マクレディ(g)、ストーン・ゴッサード(g)、デイヴ・クルーセン(d)