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    ニルヴァーナ
    『Nevermind』(1991年)

    ロックの歴史を塗り替えた革命的な傑作

     それまでアンダーグラウンドな存在だったニルヴァーナを“ファッション・アイコン”にまで押し上げ、以降のロックの歴史を塗り替えた、メジャー・デビュー作となる1991年の2nd。ブッチ・ヴィグのプロデュースにより、前作『Bleach』で確立した“静と動のコントラスト”をさらに追求し、“グランジ”のひとつの雛形となったアルバムでもある。ドラムとベースと歌のみで“静”を表現することが多く、その際パンクにルーツを持つクリス・ノヴォセリックのシンプルなルート弾きが、カート・コバーンのヴォーカルとデイヴ・グロールのドラムを引き立てているのがわかる。(黒田隆憲)

    ◎リリース時のバンド・メンバー
    【クリス・ノヴォセリックb)】カート・コバーン(vo,g)、デイヴ・グロール(d)

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