PLAYER

UP

SPECIAL TALK SESSION – YUKKE(MUCC)×明希(シド)

  • Interview:Kengo Nakamura
  • Live Photo:Susie(YUKKE)、Yoshihiko Tanaka(AKI)

“この曲俺が作ったことにならないかなー!”って(笑)。━━YUKKE

DANGER CRUE 40th Anniversary JACK IN THE BOX 2021-TeaserⅦ-

━━さて、今回は所属事務所MAVERICK DC GROUPの40周年記念のライヴ・イベント、『JACK IN THE BOX 2021』をきっかけに集まってもらったんですが、社長の大石征裕さんは、もともとエンジニアでもあり、ベーシストでもありますよね。大石さんとベースの話をすることもあるんですか?

明希 最近はそんなにないですけど、昔はありましたね。

YUKKE レコーディングとかね。

明希 そう。社長にベースを借りてレコーディングさせてもらったこともありました。昔は“ベースを弾け”って言われましたね(笑)。いや、弾いてるんだけどな……って(笑)。

━━それは演奏とパフォーマンスのバランス的な話ですかね?

明希 うん、そうだと思います。“お前はパフォーマンスばっかりだな”みたいなニュアンスだったんじゃないかな。

YUKKE 俺はそれは明希の良いところだと思っているけどね。昔、明希に“YUKKEさんは真面目にベース弾きすぎだよ!”って言われたことがある(笑)。その時点でタメ口だし、おもしろかった(笑)。

明希 ああもう、なんて後輩なんだ……。

YUKKE “俺だったら、そこで白玉ボーンって弾いて、両手を上げてワーッてやるよ!”って言われて、“あぁそうだよね、たまにはそうやってもいいよな”って思ったんだよね。10年以上前に言われたのに、いまだに思い出しますよ。

━━相当印象的だったんですね(笑)。

YUKKE そう。当時はそういう考えがあんまりなかったから。

明希 本当に申し訳ないです……(笑)。

YUKKE いやいや! 確かにライヴをするときにはそういうのが必要だなって思ったの。俺は、昔、社長によくレコーディングでいろんなアドバイスをもらってましたね。さっき明希が借りたっていうベース、フェンダーのジャズベだと思うんだけど、それは俺も借りてレコーディングしたことがあるし。あと、俺の機材にノイズが出ちゃったときに、ノイズを消そうと思って機材をね、フーッてやってたんです。ほら、ファミコンのカセットってフーフーしたら直ったりするじゃないですか(笑)。そうしたら社長が“そんなんで直るわけないだろ”って言ってたんですけど、なんか、直っちゃったんですよ。それで“おお……そんなんで直るんだな……”って社長が言ってたのは覚えています(笑)。

明希 なんですかそれ、すごいエピソード持ってましたね(笑)。

━━そんな大石さんも出演する(大石氏は44MAGNUMにてベースをプレイする)『JACK IN THE BOX 2021』についての意気込みを聞かせてください。

明希 もう僕は大先輩のTetsuさん(D’ERLANGERのd)に身を委ねて当日は頑張るだけです! シンプルですけど、本当にそうなんです(笑)。Tetsuさんプロデュースのところ(明希はMDC 40th Anniversary SUPER ALL STARSの一員として出演)にこうして名前を挙げてもらえるなんて本当光栄なので、頑張ります!

YUKKE テーマが『原点回帰をノスタルジックに。そして次世代へのエールを!』というすごいキャッチコピーがついているので、まさにそういうイベントになればいいなと思います。あとは個人的にはPetit Brabanconと逹瑯のソロが楽しみ……というか、楽しみが多いんですよね。どのバンドも全部観てみたいです。MUCCはGRANRODEOと一緒にやるし、イベントが終わったときに、マーヴェリックすごいね、おもしろいねっていう感想がお客さんも演者も持てれば最高ですね。

━━では最後に、今後ベーシストとしてどういうことをやっていきたいか、また、相手にこういうことをやってほしいという要望などがあれば教えてください。

明希 僕は自分がやってみたいと思う音楽をずっと体現していきたいですね。シドとしてもAKiとしても。ベーシストっていう枠ではありながらも、ベーシストの可能性を広げたいというか、“こんなのもアリでしょ、全部アリにしてしまおう!”っていう思いがありますね。YUKKEさんに対しては、MUCCって外タレと間違うくらいのサウンドと迫力があって、ラウド系……っていうとちょっと言い方が違うかもしれないですけど、ああいうサウンドってどうしてもギターとかにフィーチャーされがちだと思うんです。でも、もっと突っ込んでいくと、ベーシストのイニシアチブってすごく強いと思っていて。いろんなバンドのライヴを観てきましたけど、やっぱり僕のなかではMUCCのライヴでYUKKEさんの音を聴いて受けた衝撃っていうのが一番すごくて。そのスタイルは唯一無二だと思うので貫き通してほしいなって思いますね。

YUKKE アハハ!

━━なんで笑ってるんですか! 褒められてますよ!(笑)

YUKKE いやぁ、良いこと言うなぁって思って……。

明希 じゃあ笑わないでくださいよ!(笑)

━━YUKKEさんはいかがですか?

YUKKE 自分としてはMUCCっていうバンドが新体制になって、より今の3人の個々が強く出ていかなければいけない時期だと思うので、次のアルバムでどれだけ作曲面とベース・プレイの両面で幅を広げられるかですね。明希に関しては、これまでシドでもAKiでもいろんなことをやってきてると思うんですよ。すごく意欲的でいろんなことができる器用なタイプだと思うし、ベースにおいても、パフォーマンスにしても、さらにもっといろんなことを自分のものにしていく明希を見れたらおもしろそうだなと思ってます。あとは俺は作曲家としての明希のファンなので、またいろんな曲を書いてもらって、“あ〜この曲俺が作りたかったー!”って言わせてもらいたいですね(笑)。

━━最高の褒め言葉ですよね。

YUKKE そうです。“この曲俺が作ったことにならないかなー!”って(笑)。

明希 本当ありがたいです。頑張ります!

■DANGER CRUE 40th Anniversary JACK IN THE BOX 2021 supported by MAVERICK DC GROUP

【日時】
2021年12月27日(月)日本武道館
開場14:00/開演15:00

【出演アーティスト(出演順)】
・Petit Brabancon
・NOCTURNAL BLOODLUST feat.宮田大作(a crowd of rebellion) / Kaito(Paledusk)
・魅音(ミオ)
・逹瑯
・DEZERT feat.暁(アルルカン) / 来夢(キズ)
・fuzzy knot
・44MAGNUM feat.高崎晃 (LOUDNESS) -JACK IN THE BOX SPECIAL VERSION-
・MUCC feat.GRANRODEO
・D’ERLANGER (CIPHER / SEELA / Tetsu) feat. HYDE、INORAN (LUNA SEA)、逹瑯(MUCC)
・MDC 40th Anniversary SUPER ALL STARS
Paul(44MAGNUM)/Jimmy(44MAGNUM)/STEVIE(44MAGNUM)/jack/
YUKI(REACTION)/CIPHER(D’ERLANGER)/SEELA(D’ERLANGER)/HYDE/NAOKI(REACTION)/
逹瑯(MUCC)/ミヤ(MUCC)/YUKKE(MUCC)/Shinji(シド)/明希(シド)/ゆうや(シド)/
Valtz(NOCTURNAL BLOODLUST)/Natsu(NOCTURNAL BLOODLUST)/Tetsu(D’ERLANGER)
and more……

【チケット料金】 
全席指定:前売¥8,800 (税込) / 当日¥9,900 (税込)
 ※4歳以上有料
 ※出演者の変更に伴うチケットの変更、払い戻しはできません。

【チケット一般販売中】
 ローソンチケット https://l-tike.com/dangercrue40th 
 イープラス https://eplus.jp/jitb2021/ 
 チケットぴあ https://w.pia.jp/t/jitb2021/ 
 チケットボード https://ticket.tickebo.jp/jitb2021/ 

【公演に関するお問合せ】 SOGO TOKYO 03-3405-9999

JACK IN THE BOX 2021オフィシャル・サイト http://www.jack-itb.com/