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フリーが2026年3月に発表した初のソロ・アルバム『Honora』。本記事では、フリーからの影響を公言してやまないふたりのベーシスト、あきらかにあきら(THE ORAL CIGARETTES)と日向秀和(Nothing’s Carved In Stone/STRAIGHTENER)に本作について語ってもらった。
ファンとして、そして同じベーシスト/表現者として、彼らは『Honora』をどう受け止めたのか。作品を耳にした際の鮮烈なインプレッションから、フリーという稀代のミュージシャン像の考察、さらには“自身のソロ・アルバム”の展望まで、“フリーLOVE”なベーシスト同士だからこそ通じ合う濃密な対話をお届けしよう。
Text: Daisuke Ito Photo: Hiroki Obara
あきらかにあきら × 日向秀和
が語り合うフリーの『Honora』
——『Honora』を聴いてみてどうでしたか?
日向 すごかったですね。音を身体で表現する天才だなって。「A Plea」もかなり自由な感じだったし、やっぱりジャズなんだなって思いました。
あきら 全曲とおして聴くとフリーらしいところがありながらも、別のベーシストが弾く場面もあって、フリーはトランペットも吹いてたり、歌も歌っている。彼のなかで曲ごとにやりたい表現があって、それを一緒に演奏したい人たちと作りあげることで、こうなったんだなと思いました。

——参加しているミュージシャンも個性派揃いです。トータスのジェフ・パーカー(g)に加えて、プロデューサーのジョシュ・ジョンソン(sax)やアンナ・バタース(b)はパーカーのETAカルテットのメンバーでもありますね。
日向 ディアントニ・パークス(d)はマーズ・ヴォルタでも叩いていましたよね。それもあって全体的にジャズだけじゃなくて、音響っぽいテイストも入っているんだ。
あきら 聴くほどに理解度が高まる作品ですね。1周目はちゃんと聴いて、でも3周くらい聴いていたらBGMにもなり得る感じもあって。
日向 それがいいよね。僕らってやっぱりレッチリはまっすぐに聴けないから。
あきら そうそう、フレーズごとに追っちゃったりしますよね。
日向 その点でもジャズだと耳触りもよくていいよ。それでいてロックやヒップホップも混ざっているから面白い。

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