ベース・マガジン2月号が1月19日(木)に発売された。

今号の表紙特集は、数多くのベーシスト、そしてベースという楽器・役割に多大な影響を与えた1970年代のクロスオーバー・シーンを、70ページにわたるヴォリュームで再検証した“革新された低音解釈 70年代クロスオーバー”。ジャコ・パストリアスとスタンリー・クラークというレジェンド2名を筆頭に、ベース界に革新をもたらしたシーンを代表するベーシスト8名、そしてアメリカ東海岸、西海岸、アメリカ以外の地域で活躍したベーシストたちのプレイや名盤を紹介しているほか、当時のサウンドに影響を受けた現代日本のプレイヤーたちの対談、インタビュー、アンケートも掲載。改めてその魅力と衝撃を追体験してほしい。

FEATURED BASSISTでは、昨年11月に2019年以来3度目の来日公演を果たしたクルアンビンのローラ・リーを直撃! リオン・ブリッジズやヴィユー・ファルカ・トゥーレとのコラボレーション作品の話を中心にしたインタビューのほか、来日公演での使用機材紹介やクルアンビンの注目楽曲の奏法分析も掲載している。

機材系企画は、フェンダーの現行製品のなかでもヴィンテージ・モデルのリイシューとして人気を博している最新シリーズを亀田誠治が試奏した“亀田誠治が弾くフェンダー・アメリカン・ヴィンテージII”と、LITEの井澤惇を迎えて自宅練習用にお薦めのアンプ・ギアを紹介した“おうち練習をアップデート!小型コンボ/ヘッドフォン・アンプの最新事情”の2本立て。

奏法企画では、2023年2月のレッド・ホット・チリ・ペッパーズの来日公演を前に、最新アルバム『Return of the Dream Canteen』でのフリーのプレイを、ボーナス・トラックを除いて全曲解説している。

また、対談企画として、MUCCの結成25周年を機に実現したYUKKE(MUCC)×JIRO(GLAY)、Sago New Material Guitarsにてこだわりの“兄弟ベース”を製作した田村明浩(スピッツ)×グレートマエカワ(フラワーカンパニーズ)、1月に最新アルバム『タオルケットは穏やかな』をリリースするカネコアヤノ×本村拓磨という3つの豪華ラインナップが実現したほか、インタビューにはハラグチサン(NEMOPHILA)、沖井礼二(TWEEDEES)、マーティ・ホロベック、矢花黎(7 MEN 侍)が登場する。

各企画の詳細は、下記をチェック!

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■Special Program (70ページ)
革新された低音解釈 70年代クロスオーバー

ベース=伴奏楽器という枠組みを飛び越え、ベースという楽器の可能性を拡張するベース・ヒーローが次々に登場した1970年代。とりわけ、当時“クロスオーバー”と呼ばれ、既成ジャンルを横断する新しい音楽ムーブメントとなったシーンで活躍したベーシストたちは、器楽的なおもしろさも存分に含み、現代のベース・シーンに与えた影響は計り知れない。当時のベーシストたちの果敢な挑戦がなければ、その後のベーシストの姿は今とは違ったものだったかもしれない。今回は、そんな1970年代のクロスオーバーを盛り立てた挑戦者たちの功績を再検証していく。

CONTENTS
●はじめに〜70年代クロスオーバー概論

●70年代クロスオーバー・レジェンド 1
ジャコ・パストリアス

●70年代クロスオーバー・レジェンド 2
スタンリー・クラーク

●革新を鳴らした8人の匠
アンソニー・ジャクソン/アルフォンソ・ジョンソン/ポール・ジャクソン/エイブラハム・ラボリエル/ウィル・リー/ルイス・ジョンソン/ロバート・“ポップス”・ポップウェル/ゲイリー・キング

機材の進化と70年代クロスオーバー

発掘される70年代クロスオーバー

プロ・ベーシストに聞く 私を作った70年代クロスオーバー
高木祥太(BREIMEN)/瀧田イサム/真船勝博/兼子拓真(DEZOLVE)/井上幹(WONK)

クロスオーバーで“酔える”店〜CANDY GINZA〜

地域で探る70年代クロスオーバーの伝播

70年代クロスオーバーの衝撃 in JAPAN

おわりに〜現代に息づく70年代クロスオーバーの核心

THE BASS INSTRUMENTS 1
亀田誠治が弾くフェンダー・アメリカン・ヴィンテージII

かつて、1982年のシリーズ誕生以来、フェンダーの現行製品のなかでもヴィンテージ・モデルのリイシュー・シリーズとして、その再現性とクオリティの高さで人気を集めていた“American Vintage Series”。2018年に“American Original Series”が登場することで、ラインナップからその名が消えていたが、このたび“American Vintage II”として復活を果たした。1950年代、1960年代、1970年代にフェンダーから発表され、多くのベーシスト/ギタリストに愛されて、数々の名演を生むことになった象徴的な特定のモデルを選抜し、当時の仕様を忠実に再現した同シリーズを、亀田誠治がチェック! 現代に受け継がれたフェンダー哲学に迫る。
※BM Webの連動記事はこちら

■THE BASS INSTRUMENTS 2
おうち練習をアップデート!
小型コンボ/ヘッドフォン・アンプの最新事情

ベースの上達に欠かせないこと……それはやはり、“毎日”ベースに触ること! でも頭ではわかっていても継続は難しい……そんなとき、“おうち練習”の環境を見直してみてはいかがでしょう? 近年の小型コンボ/ヘッドフォン・アンプは驚くほどクオリティが高く、機能や用途も実に豊富。ここでは、そんななかから編集部が気になる最新10機種を、世界を股にかけるインストゥルメンタル・バンド、LITEの井澤惇とともにチェック。“おうち練習”の相棒を見つけよう!

■奏法特集
来日目前徹底研究! レッド・ホット・チリ・ペッパーズ
『Return of the Dream Canteen』奏法

およそ6年の沈黙を破ったレッド・ホット・チリ・ペッパーズは、2022年4月に『Unlimited Love』、10月に『Return of the Dream Canteen』という2作を世に送り出した。この2作でのフリーのプレイは新しさを感じさせつつ、レッチリらしさをたたえている。2023年2月のレッチリ来日公演を前に、『Return of the Dream Canteen』でのフリーのプレイをボーナス・トラックを除いて全曲解説。フリーのプレイを改めて味わい、来日公演に備えよう!

■FEATURED BASSISTS
ローラ・リー(クルアンビン)

オリエンタルな香り漂う無国籍グルーヴで世界中を虜にするクルアンビンが、2019年以来約3年ぶりとなる来日を昨年11月に果たした。ここではジャパン・ツアー初日の豊洲PITにてキャッチしたローラ・リーに、この間にリリースされたリオン・ブリッジズ、そしてマリ出身のギタリスト、ヴィユー・ファルカ・トゥーレとのコラボレーション作品の話を中心に聞いた。同席してくれたドラマーのドナルド・“DJ”・ジョンソンの発言もあわせてクルアンビンの最新モードに触れてほしい。

■SPECIAL TALK SESSIONS
・YUKKE(MUCC)×JIRO(GLAY)※BM Webの連動記事はこちら
・田村明浩(スピッツ)×グレートマエカワ(フラワーカンパニーズ)※BM Webの連動記事はこちら!
・カネコアヤノ×本村拓磨

■INTERVIEWS
・ハラグチサン(NEMOPHILA)
・沖井礼二(TWEEDEES)※BM Webの連動記事はこちら
・マーティ・ホロベック
・矢花黎(7 MEN 侍)

■REPORT
ベースの日2022

■GEAR
Vivie Rhinotes 190 REDZONE -IKUO Signature PreAmp-
Fender Made In Japan J Precision Bass

■巷で話題の名機再訪
アースクエイカーデバイセス Tone Job

■連載セミナー
◎ベーシストが知るべき“音”の知識
 Basic Bass Knowledge~電気音響篇 河辺真
◎全米ヒットの低音事情 鳥居真道(トリプルファイヤー)
◎Feel Free Jazz 永田雄樹(JABBERLOOP、POLYPLUS)
◎ガモウユウイチの昭和の低音マエストロ ガモウユウイチ

■連載
◎ウエノコウジのボーン・トゥ・ルーズ
◎やまもとひかるのピープルズ・エルボー
◎芸人ヒロシの低音キャンプ
◎Taigen Kawabeの低音紀行 〜振動する世界〜

■BM SELECTED SCORES
「Teen Town」ウェザー・リポート
「Mirage Op.3 – Collective ver.」Mirage Collective
※電子版には「BM SELECTED SCORES」の収録はありません

■MY DEAR BASS
森田悠介

■BASSMAN’S LIBRARY
CD/DVD/ビデオ・レビュー、etc.

■NEW PRODUCTS
ベース関連の新製品紹介
CHARVEL PRO-MOD SAN DIMAS BASS PJ V
BACCHUS GLOBAL SERIES WL4-ASH33 WRS/M
BALAGUER GUITARS THE GOLIATH BASS SELECT
PHIL JONES BASS DOUBLE FOUR PLUS

ベース・マガジン 2023年2月号

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定価:1,870円(税込)