華やかなカラーをまとった、日本製の新シリーズが登場

フェンダーから、1980年代前半にUSで発売されていたモデルをリイシューした日本製の新シリーズ“Made in Japan Limited International Color Series”が登場した。本シリーズの最大の特徴は、色のサンプルをUSから直接取り寄せたというカラーリングで、世界の都市名を冠した鮮やかで華やかな仕上がりとなっている。ベース・モデルはジャズ・ベースとプレシジョン・ベースがラインナップする。

“Made in Japan Limited International Color Jazz Bass”は、太めの黒文字に金色の縁取りが施された“モダン・ロゴ”、バインディング付きの指板、ホワイト・パーロイドのブロック・ポジション・マーク、ヘッド側に飛び出した“ブレット・ナット”、マイクロ・ティルト機構を備えた3点止めボルトオン・ジョイントなど、1970年代製ジャズ・ベースの仕様がフィーチャーされた“Made in Japan Traditional 70s Jazz Bass”のスペックをもとにしており、注目のカラーはモナコ・イエロー、マウイ・ブルー、シエナ・バーストの3色。ボディはバスウッド、ネックはメイプルで、指板はモナコ・イエローとマウイ・ブルーがメイプル、シエナ・バーストはローズウッドとなっている。

一方の“Made in Japan Limited International Color Precision Bass”は、ジャズ・ベース同様、“モダン・ロゴ”やヘッド部に入れられたシリアル・ナンバーなどがルックス上の特徴となり、カラーはモロッコ・レッド、シエナ・バースト、マウイ・ブルーの3色展開。スペックは“Made in Japan Traditional 70s Precision Bass”をもとにしており、ナット幅が40mmと、やや細めになっているのもポイントだ。材構成は、ボディはバスウッド、ネックはメイプルで、指板はモロッコ・レッドとシエナ・バーストはメイプル、マウイ・ブルーがローズウッドとなっている。

いずれもUS製品図面を使用した伝統的なデザインと日本製ならではの高い技術による作りの良さが感じられるモデルだ。価格はジャズ・ベースが143,000円（税込）、プレシジョン・ベースが137,500円（税込）で、2022年の限定商品となる。