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主役はほとんどベースと言っても過言ではない|Surprise Chef「Leg Day」【鳥居真道の“新譜とリズム”のはなし 94曲目】
- Text : Masamichi Torii (TRIPLE FIRE)
- Illustration : Tako Yamamoto
連載「新譜とリズムのはなし」では、トリプルファイヤーの鳥居真道が、世界中のニューリリースのなかからリズムや低音が際立つ楽曲を毎週セレクト。その魅力を独自の視点で読み解きます。
▼今回紹介するのはこちらの楽曲▼
94曲目: Surprise Chef「Leg Day」
オーストラリア・メルボルンのインスト・ファンク・バンド、Surprise Chefが10月23日にリリースした『Frogs In A Pond』からの先行カットです。今回のアルバムは、ファンク、レアグルーヴに加えて、ピエロ・ピッチオーニやピエロ・ウミリアーニのような映画音楽やライブラリー音源に携わったイタリア人作曲家たちからヒントを得たとのことで、架空のサウンドトラック的な作品になったと本人たちは語っています。
「Leg Day」は、Surprise Chefらしいミニマルなフレーズが絡み合うシンプルなアレンジとなっています。主役はほとんどベースと言っても過言ではありません。フルートが主旋律を担うセクションでは、ベースも同じフレーズをユニゾンで演奏しています。
ベースを弾いているのは、バンドのベーシスト、Carl Lindebergです。以前からヘフナーのヴァイオリン・ベースを使用していますが、新譜のレコーディングはどうだかわかりません。音源のベースは、ローファイでポコポコしたキュートなサウンドとなっています。
◎Profile
鳥居真道(とりい・まさみち)●1987年生まれ。 “高田馬場のジョイ・ディヴィジョン”、“だらしない54-71”などの異名を持つ4人組ロック・バンド、トリプルファイヤーのギタリスト。現在までに5枚のオリジナル・アルバムを発表しており、鳥居は多くの楽曲の作曲も手掛ける。バンドでの活動に加え、他アーティストのレコーディングやライヴへの参加および楽曲提供、音楽関係の文筆業、選曲家としての活動も行なっている。最新作は、2024年夏に7年ぶりにリリースしたアルバム『EXTRA』。また2021年から2024年にかけて、本誌連載『全米ヒットの低音事情』を担当。2024年12月からはベース・マガジンWEBで連載『鳥居真道の“新譜とリズムのはなし”』を執筆している。
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