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    やまもとひかるの魅力が詰まった記念すべきアーティスト・ブックが発売!

    • Photo:Wakaba Noda
    • Interview:Koji Kano

    Interview

    発売を目前に控えたやまもとひかるに、本書の制作にまつわる思い出、そして現在の心境を語ってもらった。

    Photo:Wakaba Noda

    近い距離で応援してくれている人でも私の見方が変わったり、
    さらに私との距離が近くなったと感じるんじゃないかな。

    ━━『BASS MAGAZINE SPECIAL FEATURE SERIES やまもとひかる』の発売が目前に迫ったわけですが、本書の制作をどのように振り返りますか?

     どの取材も楽しかったですね。各ページのデザインを実際に校正紙で確認したときは、“ついに本ができあがるんだな……”って実感が湧いてきました。ページ数は128ページありますけど、ベーマガ本誌からの流用コンテンツもないなか、“自分だけの内容で一冊分もネタがあるのかな?”ってちょっと心配だったんですけど、充実した内容に仕上げることができたので、“一冊分のネタが本当にあった!”って嬉しくなりました(笑)。どの企画もお気に入りなんですけど、機材解説のページにはちょっと感動しちゃいましたね。私の持っているほぼすべての機材がカタログみたいに綺麗に掲載されていて嬉しかったです。2万字超えのインタビューでは自分のことすべてをまとめてお話ししたんですけど、こういった機会は初めてだったので、改めてこれまでの人生を振り返ることができた貴重なインタビューでした。

    ━━取材やロケもたくさん実施しましたが、特に思い出に残っているものは?

     編集部の方やカメラマンさん、ライターさんと一緒に各所をまわった『やまもとひかるの原点を探る“ルーツ再訪”の旅』の取材が楽しかったです。各所の皆さんが温かく迎えてくれて、“私は人に支えられて生きてきたんだな”って改めて思ったし、先々で“ここを選んでくれて嬉しかった”というお言葉をいただき、本当にいい人たちとのご縁に恵まれていたことを実感できました。こうやってお仕事できていることは、私の運の良さもあるかもしれないけど、“良い方々に出会う運”にも恵まれていたってことなんですよね。この本は私だけじゃなく、関わってくれているまわりの人のことも掘っていただいたので、そこにも注目していただきたいですね。

    ━━ひかるさんを取り巻く関係者へのインタビュー『関係者が語るやまもとひかるの魅力』もそのひとつですね。

     村上(聖)先生、坂崎(幸之助/THE ALFEE)さん、YOASOBIへのインタビューを私も読ませてもらいましたが、みなさんすごく嬉しいメッセージを送ってくれたし、“私のことをこんな風に思ってくれていたんだ”ってことに感動しました。あとアトリエZ代表の本橋弘吉さんからのメッセージに記載してあった、青木智仁さんの奥様にまつわるお話にも感激しましたね。私は友達が少ないからボッチで生きてきたと思っていたんですけど、『ルーツの旅』を含め皆さんのインタビューを読んでみて、私は素晴らしい方々に恵まれ、そのおかげで今があるんだなって実感できました。

    ━━おふたりのカメラマンを起用した、撮り下ろしのグラビアも注目ポイントですよね!

     撮影前の準備はもちろん、撮影後の微妙な色味調整だったり、こんなに細かくこだわったことは初めてでした。こだわっただけあるというか、みなさんに最後までわがままを聞いていただいたおかげで、自分に自信が持てる写真たちになったし、私のいろいろな面を引き出していただけたと思っています。普段のアー写みたいに、良くも悪くも一枚だけで判断される場合だと、“可愛い服を着てベースを弾いてる女の子”って捉え方をされないためにガーリー過ぎる衣装に振り切らないようにしていたんです。でも今回はいろいろなパターンの衣装を着させてもらえたので、これまで怖くてできなかったようなガーリーな衣装にも挑戦できました。これもアーティスト・ブックならではかなと思います。

    ━━加えて各衣装ごとにいろいろなバリエーションのカットがありますしね。

     そうなんです。挑戦してみたガーリーなピンク衣装も、いろいろな方向性で撮っていただき、衣装の良さを生かしつつ“可愛い”に寄りすぎない感じに仕上げていただいたのですごく気に入っています。どの写真もすごく手応えのあるものになったと思います。

    ━━最後に、この本を手に取る読者へ向けてメッセージをお願いします。

     冒頭(P2〜3)に掲載している私からのメッセージに、“読んでくれた人のなかにある「やまもとひかる」に何か動きがあれば嬉しい”って書いたんですけど、この“動き”っていうのは、“私のことをより身近に感じてもらえたら”って意味でもあり、“こういう感じの人だと思っていたけど、意外とこうだったんだ!”とか、いろいろな意味が含まれているんです。だから読み終わったとき、どの方向でも動きがあると嬉しいし、近い距離で応援してくれている人でも私の見方が変わったり、さらに私との距離が近くなったと感じるんじゃないかな。直接でもSNSでも、読んだ感想をいろいろと教えてほしいですね!

    ▼『BASS MAGAZINE SPECIAL FEATURE SERIES やまもとひかる
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    ◎書籍情報
    『BASS MAGAZINE SPECIAL FEATURE SERIES やまもとひかる』
    リットーミュージック刊
    仕様:A4変形判/128ページ
    価格:2,530円(本体2,300円+税10%)
    発売日:2024年2月21日

    ◎リットーミュージックの商品紹介ページ
    https://www.rittor-music.co.jp/product/detail/3123218001/

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    【CONTENTS】
    ■1st Interview
    音楽への覚醒〜プロ・キャリアへの道筋

    ■2nd Interview
    プロとしての歩み〜新世代ベース・ヒロインの誕生

    ■Memorial Photograph
    やまもとひかるの思い出写真館

    ■やまもとひかるを創った“10枚”のディスク

    ■やまもとひかるの原点を探る“ルーツ再訪”の旅

    ■やまもとひかるのパーソナリティを見出す! “100”の質問

    ■THE AXES
    Hikaru’s Gear ―やまもとひかるが鳴らした愛器たち

    ■関係者が語るやまもとひかるの魅力
    ❶ YOASOBI
    ❷ 坂崎幸之助(THE ALFEE)
    ❸ 村上聖
     
    ■特別対談
    ❶ ×TOMOMI(SCANDAL)
    ❷ ×本橋章光(ATELIER Zギターワークス)

    ■Playing Analysis
    ベース・サウンドを生み出すプレイスタイル考察

    ■Hikaru’s Solo Work Discography

    ■Selected Bass Scores
    ❶ 「DOGMA」やまもとひかる
    ❷ 「祝福」YOASOBI

    ◎Profile
    14歳でベースを始め、動画サイトへの演奏動画の投稿をきっかけに高い演奏テクニックが注目を集める。2019年にはキタニタツヤが書き下ろした楽曲「DOGMA」にてベース&ヴォーカリストとしてソロ・デビューを果たし、これまでに6枚のデジタル・シングルをリリース。2023年夏にはロック・バンド“Aooo”を結成し、バンドのベーシストとしても活動を開始した。アーティスト活動のかたわら、YOASOBIやももいろクローバーZといった多くのアーティストのサポート・プレイヤーとしても活躍するなど、今最も注目を集めるベーシストのひとりだ。

    ◎Information
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