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    関谷友貴(TRI4TH)

    Profile
    せきや・ともたか●1981年9月5日生まれ。14歳でエレキ・ベースを始め、高校卒業と同時に渡米しLAMA(現Los Angeles Collage of Music)に入学。 ジミー・ハスリップやフィル・チェンらに師事する。その後バークリー音楽大学でジャズ作編曲を学びながら、在学中に多くのライヴやレコーディングに参加。2009年にはTRI4THに加入してウッド・ベースを手にする。津軽三味線や奄美島唄とジャズを融合させたバンド“黒船”のリーダーとして活動している。2021年、自身初の教則本となる『3年後、確実にジャズ・ベースが弾ける練習法』をリットーミュージックより出版。TRI4THは9月30日から全国15箇所を巡るワンマン・ツアー“2023 GIVE OFF! Tour”を開催予定。
    Official HP 

    Q1:初めて購入したエフェクターと、そのモデルを選んだ理由とは?

    【モデル名】
    TECH21/SansAmp Bass Driver DI(プリアンプ)

    【理由】
    “サンズ至上主義”だった90年代にベースを始め、LUNA SEAの音色を再現したかったため。

    Q2:初めてコンパクト・エフェクターを購入しようと考えているビギナー・ベーシストに薦めたいモデルは?

    BOSS/BC-1X(コンプレッサー)

    Q3:Q2で挙げたエフェクターを推薦する理由と、使い方のアドバイスをお願いします。

    【理由】
    ペダル中央にあるインジケーターで、コンプが“どのタイミング”で“どれくらいの量”がかかっているかがわかるため、ビギナーが理解しやすいペダルだと思います。さらにデジタルで制御されたマルチバンド・コンプなので、ツマミがどの位置でも使える音になりやすいです。

    【使い方】
    すべてのツマミを12時からスタートします。“スレッショルド”でどれくらいの音量からコンプがかかるかを調整し“レベル”でパイパス時との音量を揃えましょう。例えば“レシオ”を9時、“リリース”を7時(最速)にしたうえで、“スレッショルド”を-6dB程度に設定すると演奏のニュアンスを残しながら音が太くすることができます。

    Q4:これまでに入手したエフェクターのなかで最もお気に入りのモデルと、好きなポイントを教えてください。

    【モデル名】
    Maestro/BASS BRASSMASTER(ファズ)

    【好きなポイント】
    ロマンあふれるヴィンテージ・ペダルで、イエスのクリス・スクワイアに憧れていたベース・キッズ時代にタイムスリップできる。アッパー・オクターヴ・ファズに原音を混ぜることで、ベース・ソロはもちろんバッキングでも使える音をすぐに作れます。

    Q5:現在気になっているエフェクターはありますか?

    【モデル名】
    Neural DSP/QUAD CORTEX(マルチエフェクト・プロセッサー)

    【理由】
    大きなペダル・ボードを持って行くことが困難な海外公演用として興味があります。

    Q6:ビギナー・ベーシストに向け、エフェクターの選び方に関してアドバイスをお願いします。

    自分が出したい音をしっかり持つこと。必要な音がオーバードライブなどの歪み系、コンプなどの補正系、リヴァーブなどの空間系、フィルターなどの飛び道具系なのかを整理して機種を絞っていくと良いと思います。導入したペダルがイマイチだった場合も、ほかのペダルとの組み合わせで化けるペダルもあるので、すぐに手放さないことをオススメします。ペダル沼へようこそw

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