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髙橋涼馬(mol-74)

Profile
たかはし・りょうま●12月2日生まれ。2017年にmol-74に加入し、2019年4月にフル・アルバム『mol-74』でメジャー・デビューを果たす。北欧ポスト・ロックを思わせる繊細な音作りで注目を集め、2020年3月にはメジャー2ndフル・アルバム『OOORDER』をリリースした。2022年12月20日には自主レーベル“11.7”(イチイチナナ)を設立し、2023年7月にミニ・アルバム「きおくのすみか」を発表した。またSeebirdsのフロントマンとしても活動しており、2023年8月までに2枚のミニ・アルバムなどをリリースしている。
Official HP 

Q1:初めて購入したエフェクターと、そのモデルを選んだ理由とは?

【モデル名】
EBS/MultiComp(コンプレッサー)

【理由】
今よりもカッコいい音を出したいというよりも、演奏のヘタさを少しでもマシにしたいという、ある意味では消極的な理由でこちらのコンプを購入した記憶があります。

Q2:初めてコンパクト・エフェクターを購入しようと考えているビギナー・ベーシストに薦めたいモデルは?

EBS/MultiComp BlueLabel(コンプレッサー)

Q3:Q2で挙げたエフェクターを推薦する理由と、使い方のアドバイスをお願いします。

【理由】
自分の演奏の音粒が揃うだけで、こんなにも聴き心地が良くなるんだという気づきは、のちの上達スピードに大きな差を生むと思うので、今すぐにでもコンプを使っていただきたいところです。なかでもこのモデルは初心者でも簡単に使える設計なうえ、設定次第では非常に細かく音を作り込むこともできる仕様なので、本当にお薦めです。

【使い方】
常時かけっぱなしで、モードは“TUBESIM”一択です。GAINはコンプをオフにしたときと同じ音量になるように設定するだけ。COMPは12時固定で、SENS.のツマミを少しずつ上げてコンプ感を調整しましょう。強めに弾いたり弱めに弾いたりして、そのときの音量差が狭まったと実感できるレベルで使用すると良いかと思います。

慣れてきたら裏蓋を開けて、マルチ・バンド・コンプの設定をしましょう。自身の楽器の悩みをここで解消できたりします。例えば、楽器の低音域がなんだかボワついていると感じる方は、ツマミを左に回すと、低音域にコンプがかかりやすくなり、締まった低音を作ることができます。少しずつかかり具合を調整して、設定を追い込んでいきましょう。

Q4:これまでに入手したエフェクターのなかで最もお気に入りのモデルと、好きなポイントを教えてください。

【モデル名】
MXR/M80 bass d.i.+(プリアンプ)

【好きなポイント】
音に鉄の手触りがあって、その独特な色気にずっと魅了されています。自分の和音を多用する演奏スタイルは、このエフェクターのおかげで確立されたと言っても過言ではないです。

Q5:現在気になっているエフェクターはありますか?

【モデル名】
29 Pedals/FLWR(オーバードライブ/ディストーション/ファズ)

【理由】
ベースで使用している方は見かけないですが、個人的にはとても良さそうな気がしています。サチュレーションというようなイメージで使用してみたいです。

Q6:ビギナー・ベーシストに向け、エフェクターの選び方に関してアドバイスをお願いします。

エフェクターは音を鳴らしてみないとわからないことがほとんどです。実際に楽器屋さんで試奏してみたり、それが叶わない方は人の演奏動画を見比べたりして、これは自分の演奏の可能性を広げてくれそうだと感じるものをどうぞ選んでみてください。その先にきっと良い未来が待っていると思います。

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