SPECIAL


UA「微熱」

作詞・作曲:マヒトゥ・ザ・ピーポー
スピードスター/デジタル・シングル
リリース日:2022年3月16日

この曲でベースをプレイするのは……

鈴木正人

【Profile】
すずき・まさと●1971年6月ベルリン生まれ。高校在学中の1987年にLITTLE CREATURESを結成し、1990年にシングル「THINGS TO HIDE」でメジャー・デビューする。その後渡米しバークリー音楽院に入学。帰国後はバンド活動と並行してセッション・ミュージシャン、プロデューサーとしても活動する。2005年にsighboatを結成、2007年に菊地成孔ダブ・セクステットに参加。2006年にはソロ・アルバム『UNFIXED MUSIC』も発表している。
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Q1:レコーディングで使用した機材について教えてください。

ベースはKen Smithの5弦、アンプはMarkbass 、ラインに関してはプリアンプなどはなしでDI直だったような……。

Q2:Q1の機材(特にベース本体について)を選んだ理由を教えてください。

単純に音域の問題で5弦にしました。5弦、1本しか持ってないんで。

Q3:この楽曲をデモなどで聴いたときの最初の印象は?

メロディ・ラインがとってもUAの歌い方に合ってる。マヒトゥ・ザ・ピーポーさん、いい曲書くんだなと。

Q4:ベース・ラインはどのように発想しましたか?

基本のラインはアレンジャーの荒木(正比呂)君のデモに沿ってます。デモの段階でとてもカッコよかったので。

Q5:アーティスト本人やプロデューサー、アレンジャーからは、ベース・プレイに対してどんなオーダーがありましたか?

うーん、なんかあったような気もするんですが、あんまり覚えていないんです。すみません。

Q6:レコーディングで、演奏する際に意識していたことはなんですか?

プログラミングされたトラックにあえて生のベースを入れるシチュエーションなので、タイトさを保ちつつわずかにレイドバックさせるなど、リズムの遊びを作ってあげるとか、そんな感じかなあ。

しかし打ち込みのトラックにベースをあとから入れるのは、いつでも難しいです。ほんのちょっとしたタイミングのズレで感じが変わってしまうので。ドラマーが一緒だともうちょっとアバウトにできるんですが。

Q7:この曲のベース・プレイのどんなところに自分らしさが出ていると思いますか?

音の長さかな。切りぎわのタイミングというか。

Q8:この曲に限らず、“セッション・ベーシスト”として大事にしている心構えはなんですか?

ベースの演奏だけではなくて音楽全体を捉えようとはしています。曲がより良くなるように。あとは自分のスタイルはこうだから、と自分で決めつけないこと。なんだか新鮮さがなくなる気がして。

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