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視覚で学ぶ! プロ・ベーシストのグラフィックEQ
わかざえもん
Profile
1997年9月29日生まれ。17歳よりサポート・ベーシストとして活動を開始し、さまざまなジャンルのアーティストの活動に関わるほか、2019年5月にはマキシマム ザ ホルモンが行なった世界初のバンド・フランチャイズ化、コロナナモレモモ(マキシマム ザ ホルモン2号店)のベースに抜擢される。また、自身のYouTubeチャンネルにて公開した演奏動画も話題を呼んでいる。
◎Twitter
Q1:素のライン音の状態から、パラグラフィックEQのみを使って、自身が普段行なう奏法における理想のEQカーブを作成してください。
Q2:使用したプラグインの名前を教えてください。
Logicに内蔵されているChannel EQを使用しました。
普段は足下でEQをかけたうえで、宅録などの場合は最終のEQをもう一度Logic上でかけますが、今回はわかりやすいようにインターフェイスのみ使用しています。
Q3:EQカーブ作成の際に用いたベースのモデル名は?
1965/66年モデルのフェンダー・ジャズ・ベースを使用しました。
Q4:作成したEQカーブのポイントを奏法ごとに教えてください。
●指弾き
私は張りたてのダダリオ弦が好きなのですが、新しい弦のキンキン感は苦手なので“いらないジャキっと感”だけEQで下げました。それが1~2kHzあたりでした。反対にキラキラした成分は好きなので6kHzからは少し突いています。ブーストして聴こえるスーパー・ローあたりも少し足しています。
●スラップ
スラップは曲にもよりますが、基本的には“THEドンシャリ”に仕上げることが多いです。張りたてなぶん、そもそもハイ成分がよく伸びるので格段にハイを突いたりなどはしていません。指弾きに比べるとローのマスキング感が強すぎても抜けが悪くなるので、指弾きよりは控えめにローを上げています。