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【第124回】9~13フレットの音を音楽的に覚えるエクササイズ 第1弾【マイナー・トライアド編】 石村順の低音よろず相談所 〜Jun’s Bass Clinic〜
- Text:Jun Ishimura
指板上の音を覚えるシリーズ、6回にわたって開放~5フレット~9フレットのエリアでトライアドを弾く練習をしてきました。今回はさらに高音域のエリア、9フレット~13フレットのエリアでメジャーのトライアドを覚えましょう。今までどおりCから完全4度上行を繰り返して、Cに戻ってくる進行で取り組みます【ex.1】。
それぞれのコード・トーンをルート・3度・5度の順で演奏します。【ex.2】は、すべてルートから5度に向けて上行するパターンです。最初はTAB譜を見ながらでもOKですが、この練習の目的はフレット上の音を覚えることなので、できるだけコードや音符を見て、コード・ネームや音名を意識しながら弾きましょう。最終的には【ex.1】のコード譜だけを見ながら演奏します。
次の【ex.3】はルートから3度に向けて上行し、ルートより低い5度に下行するパターンです。1箇所だけ例外的に14フレットの音が出てきます。慣れてきたら【ex.1】のコード譜だけを見ながら演奏します。
そして【ex.4】はルートから低い3度に向けて下行し、そのままルートより低い5度に上行するパターンです。慣れてきたら【ex.1】のコード譜だけを見ながら演奏します。
それぞれに慣れたら、【ex.1】を見つつ、コードごとに【ex.2】【ex.3】【ex.4】のいずれかのパターンを選びながらアドリブで演奏します。
こういう練習で、9フレット~13フレットのエリアの音をより音楽的に覚えていきましょう。
石村順でした!
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石村順
◎Profile
いしむらじゅん●元LOVE CIRCUS、元NEW PONTA BOX。日食なつこ、ポルノグラフィティ、東京エスムジカ、K、JUJU、すみれ、大江千里、松山千春、宇崎竜童、石川ひとみ、種ともこ、近藤房之助、豊永利行、Machico、紘毅、城南海、西田あい、つるの剛士、SUIKA、Le Velvets、葡萄畑など、多数のライブや録音に参加している。ロングセラー『ベーシストのリズム感向上メカニズム グルーヴを鍛える10のコンセプトとトレーニング』の著者。Aloha Bass Coachingではベース・レッスンのほか全楽器対象のリズム・レッスンを行なっている。
◎Information
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