NOTES
“約3分”でベース上達にまつわるさまざまなトピックを解説するYouTube動画連動の連載『石村順の低音よろず相談所 〜Jun’s Bass Clinic〜』。第153回目のテーマは、“グリッドを意識し、リズムを視覚的に把握しよう” 第2弾です。
▼ 今回の動画はこちら ▼
リズムを視覚的に把握するエクササイズ Part2
□ リズム感に悩んでいる
□ 普段、譜面は使わず、指の動きだけでフレーズを覚えている
□ リズムは「なんとなくこんな感じ」で済ませている
この3点に思い当たる人にオススメの練習、パート2です!(前回の記事はこちら)
前回も言ったように、次の【譜面1A】のような“一番細かい音符が8分音符”のフレーズの場合、【譜面1B】の下段のように“8分音符のグリッド”をイメージしつつ、フレーズの音符がグリッドのどこに当てはまるのかを意識して演奏すると、より正確に、そして自信を持って演奏しやすくなります。

今回は“1小節に8分音符が4つ”出てくるパターンを練習します(ex.1 A~H)。
【ex.1A】のフレーズの“リズムの形”に注目してください。これを8分音符ひとつ分うしろにずらすと【ex.1B】になります。

それをさらに8分音符ひとつ分うしろにずらすと【ex.1C】です。

これを言葉に例えると、【ex.1A】のフレーズを単語だとすると、その同じ単語を1拍目ウラから始めたのが【ex.1B】、2拍目オモテから始めたのが【ex.1C】、という感じです。この方式で【ex.1H】まで8つバリエーションができます。
ただし、【ex.1D】から【ex.1H】は、その単語が小節線をまたぎます。
ここで注意すべきポイントを、再び言葉に例えます。“単語の途中で改行されている文章”を朗読するとき、改行のところで止めたり呼吸すると不自然になりますよね?
それと同じように、【ex.1D】から【ex.1H】に関しては、“リピート・マーク内の1拍目”から弾き始めるのではなく、“単語の最初の文字”から弾き始めます。【ex.1D】でいうと、“1小節目の2拍目ウラ”がフレーズのスタート地点です。そして“小節線のところでフレーズを区切る”ことなく、フレーズの最後の音まで弾き切ります。
リピートし始めたあとも、小節線で区切るのではなく、フレーズの最初の音から最後の音までをひとかたまりとして感じながら演奏します。“8分音符のグリッド”をイメージしつつ、このポイントにも注意しつつ練習しましょう。
動画では各エクササイズを数回ずつしか繰り返してないですが、実際はそれぞれを良いリズムでできるようになるまで繰り返してから次に移ります。

このように、リズムを視覚的なグリッドとして捉えて、より正確な演奏を目指しましょう。
また、それに加えて、“このフレーズはどこから始まってどこに着地しているのか”ということを自分なりに解釈して、その解釈を元に演奏することで、ただ正確なだけでなく、より生き生きした演奏を目指しましょう。石村順でした!
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石村順
◎Profile
いしむらじゅん●元LOVE CIRCUS、元NEW PONTA BOX。日食なつこ、ポルノグラフィティ、東京エスムジカ、K、JUJU、すみれ、大江千里、松山千春、宇崎竜童、石川ひとみ、種ともこ、近藤房之助、豊永利行、Machico、紘毅、城南海、西田あい、つるの剛士、SUIKA、Le Velvets、葡萄畑など、多数のライブや録音に参加している。ロングセラー『ベーシストのリズム感向上メカニズム グルーヴを鍛える10のコンセプトとトレーニング』の著者。Aloha Bass Coachingではベース・レッスンのほか全楽器対象のリズム・レッスンを行なっている。
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