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    ダナ・アンド・オルデン「El Gaucho」〜優雅なベースが彩るブラジリアン・フュージョン【鳥居真道の“新譜とリズムのはなし”】

    • 文:鳥居真道(トリプルファイヤー)
    • イラスト:山本蛸

    連載「新譜とリズムのはなし」では、トリプルファイヤーの鳥居真道が、世界中のニューリリースのなかからリズムや低音が際立つ楽曲を毎週セレクト。その魅力を独自の視点で読み解きます。

    今週紹介するのはこちらの楽曲

    Dana and Alden – El Gaucho (feat Marcos Valle, Mirella Costa, Zaza Desiderio)

    ブラジル音楽界のレジェンド、マルコス・ヴァーリの名前に惹かれて聴いてみたところ、モダンな仕上がりの粋なブラジリアン・フュージョンに、うっとりせずにはいられませんでした。ダナ・アンド・オルデンは、映画『スタンド・バイ・ミー』のロケ地で知られるオレゴン州ユージーン出身のダナとオルデンのマクウェイン兄弟によるソウル・ポップ・デュオです。「El Gaucho」は8月にリリースされる『Papa’s Boat』からの先行カットとなっています。メイ・シモネスをフィーチャーして話題を集めた「Lee’s Greenhouse」も収録されます。

    冒頭のベースの16分音符の下降フレーズが耳を引きます。演奏しているのはダナ・アンド・オルデンのバンドメンバー、アンドリュー・ミッチェルというベーシストです。ドラムが訛ったグルーヴで演奏する横で、ミッチェルは音価を長く取ったプレイでエレガントに決めます。せこせこしたところが一切なく、大人な味わいのプレイとなっています。

    ◎Profile
    とりい・まさみち●1987年生まれ。 “高田馬場のジョイ・ディヴィジョン”、“だらしない54-71”などの異名を持つ4人組ロック・バンド、トリプルファイヤーのギタリスト。現在までに5枚のオリジナル・アルバムを発表しており、鳥居は多くの楽曲の作曲も手掛ける。バンドでの活動に加え、他アーティストのレコーディングやライヴへの参加および楽曲提供、音楽関係の文筆業、選曲家としての活動も行なっている。最新作は、2024年夏に7年ぶりにリリースしたアルバム『EXTRA』。また2021年から2024年にかけて、本誌連載『全米ヒットの低音事情』を担当。2024年12月からはベース・マガジンWEBで連載『鳥居真道の“新譜とリズムのはなし”』を執筆している。
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