NOTES

UP

毎日やりたい左手フィンガリングの筋トレ〜動かせない筋肉は神経を鍛えろ!【Mutsumiのベース塾 ベースは筋トレ!】 – 第3回

超絶テクニカルなベース・プレイがSNSやYouTubeなどで話題となり、人気を集めるベーシストのMutsumi。“ベースは筋トレ!”をモットーに掲げ、トレーニング・メニューなどもYouTubeチャンネルで発信している。この連載コラムでは、ベース演奏に必要な筋肉を鍛えるための練習フレーズを紹介します。それではレッツ、筋トレ!

毎日やりたい左手フィンガリングの筋トレ・フレーズ〜1日目

さあ! 左手フィンガリングの筋トレ・フレーズ1日目です!

今回のフレーズのテーマは、押弦フィンガリングにおける「各指の独立」です!

今回の譜例のTAB譜を見ると「うわ、めんどくさそう」と思いますよね!

でもこれが実は意外と単純で、押弦する手の指を人差指〜小指、そして小指〜人差指と順番に動かしているだけなんです!

押弦する指はTAB譜の下にあるとおりです。1小節目は人差指→中指→薬指→小指、2小節目は小指→薬指→中指→人差指の順番で押弦しています。どの指でどの弦を押さえているかをしっかりと意識しながら押弦することで、より神経の伝達を鍛えることができます。

変則的に見える理由は、1本の弦だけではなく、太い弦と細い弦を交互に弾いているからですね!

こうすることによって指を動かす神経に大きなストレスを与えることができます!

まずは神経を鍛えて、そのあとに筋肉を追い込むという行為は実際の筋トレにもあるやり方です!

胸の筋肉をピクピクできる?

みなさんは背中の筋肉を動かせますか?

胸をピクピクと動かすことができますか?

それができない理由は、神経の伝達がうまくいっていないからです!

動かしたい部分の神経を鍛えれば、誰でも動かせるようになるんですね!

ベースを演奏するときに押弦に使う手も同じで、今回のようなトレーニングを行なっていると各指の神経が鍛えられて自由に動かせるようになります!

キツい=成長の栄養素です!

トーレニングなどのしんどいことにしっかりと立ち向かって身体を適応させていきましょう!

努力の先には成長がある!

◎Profile
ムツミ●6弦ベーシスト。自身のYouTubeチャンネルやSNSでのハイ・テクニカルなベース・プレイ動画がきっかけとなり話題となる。またラウド・ロックとEDMを融合させたプロジェクト=MAD P.O.Pでも活動しており、作曲も担当している。知名度が上がった今もなお顔を表に出さずに活動しているため、謎多き存在ではあるものの、間違いなく今最も注目を集める若手ベーシストのひとりだ。

◎Information
Twitter Instagram YouTube