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【ある日の絵日記 リターンズ】(絵と文:かわいしのぶ)– 第8回

1996年から2020年まで24年間にわたりベース・マガジンの人気連載として掲載されていた、かわいしのぶの「ある日の絵日記」が“リターンズ”としてBass Magazine Webで連載中。今回は5月の絵日記です!

ある日の絵日記 リターンズ
第8回

 連休明けて5月某日、早くもゲリラ豪雨のシーズン到来。降雨情報サービス『東京アメッシュ』は大変便利なツールであるものの、アプリを開くたびに“ア・・・メーーーッシュ!!”といちいち心で叫び脳内で変身してしまう自分が面倒くさい。

 5月某日、かかりつけの内科医の先生に、“一杯やってく?”のノリで、“一本打ってく?”と注射をすすめられ、“いっときまーす!”とテンション高めに親指を立てて元気に応える。

 5月18日、“あらしのインベーダーキャップ”を購入(“嵐”ではありません)。10歳のときには恥ずかしくてカブれなかったものを、50歳になった今何の躊躇もないどころか率先してカブるようになるなんて、人生って不思議なものですね(by ひばり)。して、なぜ、今、あらしなのかというと、寺尾聡の「ルビーの指輪」の1番と2番の間に1小節だけ出てくる謎のキラキラ・シンセ音を聴いて『ゲームセンターあらし』のオープニング曲を思い出したからなのです。このことに関しては誰かの共感を得ようとは一寸も思いませんが、“月面宙返り”と書いて“ムーンサルト”って読むのはみんなわかるよね? みんな! 大人のみんなーっ!

 5月27日、化粧品のノベルティで洒落たスマホ・リングをいただくも、スマホに関しては“100人落としても大丈夫!”な頑丈蓋つきケース信者なので、はて、ほかに使い道はないものかしらと“スマホ・リング スマホ以外の使い方”で検索したところ、いきなり“トイレの蓋に”というワードがヒットしてこの日のピークを迎えました。

 5月29日、某レコーディング。演奏中は“マスク+ヘッドフォン+眼鏡”を固定する役をすべて耳が担うため、耳のダメージ著しく、ああ、こんなとき“替え耳”があったらいいのになあといつも思うのです。マスク疲れに、眼鏡疲れに、新発売“いつでも替え耳”、テレビCMには耳無芳一を起用、“お経を書き忘れてももう大丈夫!”。

頭から 尻から読んでも “女子、耳所持(回文)”』

【Profile】
かわいしのぶ●1971年生まれ、東京都出身。高校一年でベースを始める。1991年にSuper Junky Monkeyを結成し、1994年、ソニー・レコードよりデビュー。日本とアメリカを行き来しながら活動を続け、1999年に活動休止。2009年からは3人で活動を再開した。かわい個人は現在、大友良英スペシャルビッグバンド、柴田聡子 in FIRE、坂田明、パンチの効いたブルース&オウケストラ、プノンペンモデル、world’s end girlfriend、bikke&近藤達郎など、ベーシストとして幅広い活動を展開している。カレーが大好き。

◎Information
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◎ベース・マガジン×かわいしのぶ
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