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    EarthQuaker Devices、LCDサウンドシステムのベース・ファズを再現した「チェルシー」を発表

    アメリカ・オハイオ州アクロンに拠点を置くエフェクター・メーカー、EarthQuaker Devicesが、新たなファズ・ペダル “Chelsea -Low End Fuzz Driver”(チェルシー)を発表。本製品は、LCDサウンドシステムのジェームス・マーフィーが所有していた希少なファズ・ペダルを再現するために開発された。

    Chelsea -Low End Fuzz Driver

    ペダルの開発背景

    元となったファズ・ペダルは、ヘヴィすぎずクリーンすぎない絶妙なバランスの歪みを持ち、LCDサウンドシステムのベース・サウンドとして数々のレコーディングやツアーで使用されてきた。しかし、古い機材であるため故障が多く、同じ音を再現できる新しいペダルの製作が求められていたため、EarthQuaker Devicesが製品化することとなった。

    ペダルの特色

    チェルシーは、軽いオーバードライブからクリアでありながら激しい歪みまで、多彩なトーンを生み出すことが可能。3つのノブとトーンのオン/オフ・スイッチを備え、幅広い音作りをすることができる。

    トーン・スイッチがオフの状態では、Toneをバイパスした中域を強調した歪みに。オンにすると、低音が豊かで厚みのある歪みに切り替わる。また、サステインを上げることで、地響きを起こすようなベース・ラインやリードを演奏することも可能となる。トーン・コントロールは、アグレッシヴな高音から激しく響く低音まで、広範囲なEQレスポンスを実現。

    各コントロール

    SUSTAIN:歪みの量の設定。

    TONE:EQの設定。時計回りで高音域をブーストし、反時計回りでは低音をブーストしながら高音域を抑える。

    TONE ON/OFF:Tone回路をバイパスすることが可能で、オフの状態では、中音域に特徴を生む音作りを実現する。

    LEVEL:出力の設定。

    なおチェルシーの名称は、1989年に元となったペダルを購入したギター・ショップに由来するという。

    公式サイトの製品紹介ページでは、サウンド・サンプルも聴くことができる。