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    日米の気鋭ジャズ・ベーシストが愛する次世代ベース・ブランド ー Collectera & Nishgaki Guitars

    Special Comment
    From
    Evan Marien

    Collecteraのユーザーでもあり、米国にて“現代のジャコ・パストリアス”とも評されるジャズ・エレクトロの神童、エヴァン・マリエンに、使用モデルのほかCollecteraの魅力について聞いた。

    ほんの数秒弾いただけでこの楽器のことが大好きになったよ。

    Profile
    エヴァン・マリエン●アメリカ・イリノイ州生まれ。高校時代にマッカーサー・ジャズ・バンドおよび同コンボに参加。2006年にバークリー音楽大学へ入学し、デヴィッド・フュージンスキー(g)やジャック・ディジョネット(d)などの作品に参加した。2010年に拠点をニューヨークへと移し、ダナ・ホーキンス(d)とエレクトロ・ジャズ・デュオを始動させた。自身のリーダー作としては、2023年の最新作『Elysian』を含め、これまでに9作を発表している。
    Official HP

    ━━Collecteraを使い始めたきっかけは?

     素晴らしいベーシストであり、親しい友人でもある宮地遼から、“友人とCollecteraという楽器ブランドを始める”という話を聞いてね。そして昨年、彼と日本ツアーを一緒に回った際、ブランド・パートナーである西垣祐希を紹介してくれたんだ。なんとそのとき彼らは、サプライズで僕のために1本白いモデルを作ってくれていて。ほんの数秒弾いただけでこの楽器のことが大好きになったよ。

    ━━Collectera のベースはどのようなサウンドを持つ楽器だと思いますか?

     ふたつのピックアップをさまざまな構成でブレンドすることで、ショート・スケールとは思えないほどの幅広いトーンを得ることができる。極めてクリーンなトーンが出せるし、セミホロウ・ボディということもあって、いち音いち音に温かみと芯を感じるんだ。プリアンプのアクティヴ/パッシヴ切り替えができる点も気に入っているよ。プリアンプをオンにすると、リードをブーストしたり、タイトでミッド・レンジにフォーカスしたソロ・トーンを得ることができる。パッシヴ・モードでは、どんなジャンルでも万能に使えるような、温かくふくよかなトーンが得られるんだ。

    ━━プレイアビリティの面はいかがですか?

     ショート・スケールだからとても弾きやすいし、弦のテンションも快適で、押弦もしやすい。軽くてコンパクトだから持ち運びがしやすいし、旅行中でも扱いやすいね。

    ━━周囲のミュージシャンからの反応は?

     ライヴで演奏すると、温かいトーンだけど、バンドのなかで存在感とパンチのあるサウンドで、いつも仲間から褒められるよ。個人レッスンのときだと、生徒はみんなサウンドの良さに感心してくれるんだ。

    ━━Collecteraはどのようなベーシストに向いているモデルだと思いますか?

     あらゆるレベルやスタイルのプレイヤーに最適だと思う。初心者にとってショート・スケールのベースはサイズが小さくて弾きやすいから、より親しみやすいと感じるだろうね。一方、中級者や上級者は、その弾きやすさ、そしてあらゆるジャンルに適した音色の多様性を深く理解できるはずさ。

    エヴァンがメイン器として使用するS1-SHプロト・タイプ。ボディはセミホロウ構造で、トップ材にケヤキ、バック材にマホガニーを採用した、美しいホワイト・カラーが映える一本だ。

    製品に関する問い合わせは、製品に関するお問い合わせは、Collecteraコンタクト・フォームより。
    https://collectera.jp/

    本記事は7月19日発売のベース・マガジン2024年8月号(Summer)の特集記事をもとに再構成したものです。

    同号の表紙巻頭企画は『亀田誠治・亀の60年』。
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    そのほか、奏法企画や注目のベーシストのインタビューなど、さまざまな記事を掲載しています。ぜひチェックしてみてください!